【美瑛】これぞ贅沢「白金温泉郷 森の旅亭 びえい」感想②食事編

前回の記事はこちら。

【美瑛】これぞ贅沢「白金温泉郷 森の旅亭 びえい」感想①施設編

 

森の旅亭びえいは食事がおいしい!

こんな高級旅館ははじめてなので何もかも感動しっぱなしだったのですが、中でも特にこれはすごい!って思ったのが食事でした。

料理がおいしいんです。

今まで私が食べてきたものは何だったんだろうと思うほどに、想像を超えてきます。

 

ディナーは懐石、道産膳コース

お食事処「森の坊」

食事は全て、お食事処「森の坊」でいただきます。

館内全体的にそうなんだけど、ここは間接照明の使い方がうまいです。

 

ドリンクメニュー

お飲み物リスト。

生ビールは黒ラベルとクラシック、エビスとスーパードライは中瓶です。

 

日本酒は国士無双、ワインはふらのワイン、いい感じの地元感。

 

白糠のしそ焼酎鍛高譚は知ってるけど、礼文島昆布焼酎は知らなかった。

カクテルもいろいろあります。

 

ソフトドリンク。

 

道産膳コース お献立

高級和食はあまり経験がないのでドキドキします。

 

道産膳コース献立表

 

内容は季節や仕入れの都合によって変わると思われます。

料理長のハンコ付きだぜ?なんて言いながら見てたんだけど、その後「渡邊さんすげえ!」を連呼することになるなんてこの時は思ってもいませんでした。

 

先付・前菜

●先付

・生雲丹湯葉

ウニは大好きです。湯葉は普通。それらが組み合わさったらこんな感じだろうと想像していたものが10だとしたら、これは30を超えてきました。

美味しんぼで口から虹が出る描写が脳裏に浮かびます。

●前菜

・スナップエンドウ生ハム巻

・尾岱沼産北海縞海老

・つぶ貝唐揚げ

・ミニ赤大根

・野菜真丈

このあたりはそもそも「劇的にうまい!」というものではないと思いますが、真面目に作っている、様々な工夫をしている、そんな感じが伝わってきます。

 

吸物

・羽幌産甘海老葛打ち 卵豆腐、三葉、木の芽

和食っていいなあ。と思わせる出汁。木の芽は好きな味でしたが香りが非常に強烈で、最初に食べるとしばらく口の中が木の芽になりますので後半に食べることをおすすめします。

 

造り

・積丹産平目

・苫小牧産北寄貝

・羽幌産牡丹海老

こんなに味のあるヒラメの刺し身を食べたのははじめてです。昆布じめしたらおいしくなるとか、熟成させればアミノ酸がどうのとかっていうのはなんとなく聞いたことがあるし、ちょっとお高いお寿司屋さんで手間を掛けたヒラメを食べたこともあるけど、次元が違うおいしさです。

 

煮物

・羅臼産きんきと蕪の薄葛餡 ブロッコリー、針葱

世界で一番うまい魚だと思っているキンキの煮物です。煮ても焼いても何をどうやってもうまい魚が、文字で表現できる限界を超えたおいしさになって出てきました。

カブやブロッコリーもいい感じです。ってかこんなにおいしい餡がかかってたらなんでもおいしくなっちゃうよな。

キンキの出汁の効いた薄葛餡、恐るべしです。

 

肉料理

・富良野和牛ロースト

・ペータークィーン

・インカのめざめ

・ミニチンゲン菜

今写真で見てもニヤニヤできます。なんていうかもう、このお皿の上に乗ってるもの全てが愛しい存在だ。山わさびやコショウもいい感じ。

ここの料理長何者だ?と、スマホで検索したのはこのあたりだったような気がします。

 

焼物

・たらば蟹、レモン

ここに来てやっと想像のできるものが出てきて、想像通りで逆にホッとします。

もちろん身入りはマックスです。

 

季節料理

・函館産蝦夷鮑柔か煮 若布、アスパラ

笑ってしまうほどやわらかかったです。アワビってこんなやわらかくなるのね。

 

酢の物

・帆立貝とフルーツトマトの土佐酢ジュレ

・袱紗胡瓜

・しめじ茸

・カリフラワー

フルーツトマトってマジフルーツ。

土佐酢なのですっぱいのが苦手な方でも大丈夫です。

 

食事

・黒千石豆炊き込みご飯 なめこ椀、香の物

黒千石豆の炊き込みご飯には名寄産のもち米を混ぜているそうです。

赤だしは苦手なんだけど、このなめこ汁は大丈夫でした。

ご飯おいしかったなあ。

おかわり自由って言われたけど、ダイエット中なので我慢です(´・ω・`)

 

甘味

・栗のプリン 小倉白玉、苺

これまた写真でニヤニヤできるおいしさでした。

栗のプリン、これコンビニで売ってたら400円でも買うかも。

 

花瓶の色が素敵です。

 

朝から豪華な和朝食

花瓶がなくなって、朝はこんなのになってました。

 

和朝食膳

朝からこんなに!って思ったけど、おいしいのでペロっと食べれちゃいます。

 

タモギ茸の出汁が効いた豆乳鍋。

 

納豆まで黒千石豆!

 

ここに屋根がないと雪で窓が埋まってしまうっぽい。

ちょっとだけ空が見えます。

 

和食に合う大豆ブレンドコーヒー

食後のコーヒーは大豆ブレンドコーヒーです。

 

言われてみれば大豆の香ばしさがあるなと思いつつも、違和感がないので何も言われなければこういうコーヒーなのかなと思って飲むかも。

和食にあう大豆ブレンドコーヒーは200g1296円で販売もされています。

 

お土産コーナー

帳場(フロント)の隣にあるお土産コーナーです。

 

色紙の絵は、ハンターハンターかな?

 

木工品の中にいる丸い顔はなんなんだろう。

中でクルクル動くんだけど、どうやって中に入れてるんだろう。

部屋の鍵についてるキーホルダーにもこの丸い顔が付いてた気がします。

 

丸い顔の正体はエゾモモンガだったようです。

 

夕食の黒千石豆の炊き込みごはんがご自宅でも!

 

朝食の時のドレッシングおいしかったなーと思ったら2種類とも売ってました。

まるで罠のようです。

 

朝食の佃煮おいしかったなーと思っていたら売ってました。

これは孔明の罠だ!

 

冷蔵庫に入ってた黒千石茶おいしかったなーと思ったら売ってます。

 

部屋に置いてあるオリジナル作務衣は5400円で売られています。

 

森の旅亭びえい 感想

一言で言うと、料理がうまい!

客室に露天風呂が付いている。これこそが最高の贅沢でその価値がお高い宿泊料なのだと思っていたのですが、実際に行ってみると料理がおいしすぎて露天風呂の印象はあまり残っていません。

とか言いながら部屋の露天風呂に4回も入ったんだけどさ(笑)

それでもやっぱり強烈な印象を残したのはおいしい食事でした。

客層

こういう高級な温泉旅館には年配のご夫婦なんかが多いのかなと予想をしていたのですが、食事の際に見ていた感じだと私より年上っぽい人3割、年下っぽい人7割という感じでした(ちなみに私は今年40歳です)。

がんばって来ちゃったヽ(´ω`)ノ みたいな若いカップルが多いのかもしれません。

中国人のお客さんもいるにはいますが少な目で、私が見てた感じではガヤガヤとうるさいような人はいませんでした。

階段が多い

館内は離れにせよ本館にせよ階段が多いので足の悪いお年寄りなんかにはちょっと厳しいかもしれません。

本館の更に奥にある「客室別邸」という2部屋は外から直接アクセスできる玄関があったように見えたので、もしかするとそっちなら車椅子でも大丈夫なのかな?って気もしましたが、食事は食堂のみで部屋食はやっていないと書いてあったのでやっぱり難しいのかも。

人に薦めたい

料金だけ見るとけして安くはないのですが、この部屋、この料理、このサービス、それぞれに自分で値段を付けてみると、これはむしろかなり安いなと思いました。

この宿、すべりません。

間違いないです。

いつかまた行けるといいなあ。

 

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