狩猟免許(罠猟)を取る
釣り人なので「漁」の方にはわりと縁があるのですが、今回は「猟」です。
狩猟です。
ハンティングです。
狩猟と言えばライフルや散弾銃などの猟銃によるものを想像される方が多いと思いますが、今回私が免許を取るのは罠(わな)猟です。
銃猟免許を取らない理由
猟銃が必要な状況や場面があるのはわかっています。
銃による狩猟をやったら楽しいだろうなというのもわかっています。
ただ、あれはあまりにも物騒です。
家族(特に妻)の許可が出ません
玄関開けたら目の前に鹿がいるような山奥で生まれ育った妻は、父親も隣近所のおじさん達もみんな猟銃を持っているような環境だったようです。
普段はやさしい隣のおじさんが、ご近所同士のいざこざに猟銃を持ち出してきて「ぶっ殺してやる!」なんてやっているのを見たことがあるようで、実際撃たなかったとはいえそれがトラウマとなっているようです。
私も怖い思いをしたことがあります
昔牧場で働いていたことがあるのですが、他所から来たハンターが牧草地をランクルで走り回っているのを見た同僚がそれに腹を立てて取り付け道路(牧草地への出入口)に牧草ロールを置いて出れなくしました。
牧草地ってただの草っパラに見えるかもしれないけど、酪農家にとってあれは畑で、牧草は作物です。肥料も撒きます。手間がかかっているんです。
そこに無断で車で入られて縦横無尽に走られたらそりゃ腹も立ちます。
出れなくなったハンターがたまたまトラクターでそこを通りかかった私を止めて、大至急このロールをどけろ。お前らが困ってるっていうから鹿撃ちに来てやってるのにこの仕打はなんだと詰め寄られました。
それをやったのは私ではない。今仕事中で忙しいから邪魔をしないでくれというようなことを伝えたら、最終的には胸に猟銃を突きつけられ今すぐどかせと脅されました。
こちらは丸腰。しかしこんな輩に屈するのも嫌だ。ということで牧場の責任者に連絡して後の対応を任せました。
まともな猟師がたくさんいることは知っています。
猟師の知り合いもたくさんいます。
変なやつばっかりじゃないってわかってるんだけど、それでもやっぱり自分が銃を持つリスク、自宅に猟銃があるリスク、田舎とはいえ結構密集した住宅街に銃があったら近所の人も嫌だろう。とかいろいろ考えた結果、銃はないな。罠にしよう。ということになりました。
狩猟免許試験申請に必要な書類
各都道府県によって若干違いがあるかもしれませんが、私が住む北海道の場合必要書類は以下の通りです。
・狩猟免許申請書
ダウンロードして表裏印刷するか、各振興局に行けば用紙をもらえると思います。
私は罠猟だけなので1通でOKですが、同時に網猟や銃猟も受験する場合はそれぞれ1通ずつ必要なようです。
・医師の診断書
これを印刷していつもガラガラな近所の個人病院(内科)に持っていきました。
受付を済ませて診察室に入ると、
「現在精神疾患や覚醒剤等の使用は、、ありませんよね?」
ありませんと答えると、
「わかりました。よろしいですよ!」
難しいことではないとは思ってたけど、これほど簡単に終るとは。
診断書作成料金は3240円也です(病院によって異なります)。
・顔写真
免許申請前6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、上三分身及び無背景の縦3.0センチメートル及び横2.4センチメートルのもので、裏面に撮影年月日及び氏名を記載したもの。だそうです。
自動車運転免許証と同じサイズです。よくある証明写真の機械でもこのサイズはありますので撮影してきましょう。
・返信用封筒
受験票を送付するための返信用封筒(表面に申請者の住所、氏名及び郵便番号を明記した定形封筒に、普通郵便での返信を希望する場合は郵便切手82円分を、速達郵便での返信を希望する場合は郵便切手362円分を貼付すること。)
猟友会の狩猟免許試験予備講習は必須
各振興局の地域ごとに猟友会の支部があり、狩猟試験の1週間前に必ず狩猟免許試験予備講習なるものが行われます。
これを受講しないで狩猟免許試験を受けるのは、教習所に行かないで運転免許試験場で一発試験を受けるくらい無謀なようです。
逆にこれを受講しておけば、まず落ちることはないとのこと。
とりあえず来週振興局へ行って狩猟免許試験の申請をして、それから予備講習の予約をして、あとはやるのみだ。
続きはこちら。
【罠猟】狩猟免許試験申請と猟友会予備講習の申し込み【わな猟】
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