エスティマのセンターマフラーから排気漏れ
エスティマGSR55W(3500の4WD)を買った時に元中古車屋の知人から、
「それ絶対近い将来センターマフラー穴空きますよ。」
って言われてたんだけど、本当に空いてしまいました。
排気音うるさいから多分漏れてるんだろうなーと思いつつもスルーしてたんだけど、こないだディーラーで指摘されてしまったので何とかすることにしました。
新品も中古も高い
マフラーなんて新品買っても工賃込みで4~5万程度だと思ってたんだけどエスティマのセンターマフラーは触媒もくっついてるせいで9万円するらしい。
ヤフオクで中古も探してみたけど、GSR50W(2WD)とハイブリッドのやつは比較的安く出品数も多いですがGSR55W(4WD)は全然出品がないし、やっと出てきたと思ったら20万キロ以上走ったクタクタのやつが5万とか。送料入れたら6万コース。
たけぇ。。
溶接は無理だと言われた
ディーラーでは「溶接ができる場所ではないし、マフラー補修パテは応急処置用で長い目で見ると意味がないから補修は無理。」と言われました。
パテと鉄板とリベットで修理してみた
マフラーの穴修理をYouTubeで調べていたら、ブラインドリベットとパテを使った補修方法があったのでそれを参考にやってみました。
マフラーを外す
センターマフラー外しました。
絶対ボルト緩まないだろうなと思い2週間前から定期的にラスペネ吹いておいたのが良かったのか4本中3本は難なく緩みました。
最後の1本はトーチでがっつり炙ってやったら無事に緩みました。
マフラーを外す際、リジッドラック(ウマ)は持ってるんだけど万が一落ちたりしたらと考えると怖いのでスロープを使いました(フロントに使用)。
あんまり上がらないので作業はしづらくなりますがギリギリいけます。
錆びを落とす
おお、完全に破れちゃってます。
マフラーハンガーっての?ブッシュに引っ掛ける部分。これも錆びがひどくて近い将来折れそうです。(リアマフラーのは折れてました。。)
上側にもいずれ穴が空きそうなところがポツポツと。
錆びを完全に落とすことはできませんが、ある程度落としたいのでグラインダーで磨きます。
紙やすりみたいになってるやつの120番がおすすめ。
穴が空いちゃってたところは切断砥石で切り取ってしまいました。
鉄板をリベットで固定するための下穴を空ける
あまり長く乗る予定がない車であれば空き缶を切って開いて伸ばしたような鉄板でもいいと思いますが、今回は奮発してステンレス板を買ってきました。
厚さはいろいろありますがなんとなく0.4ミリをチョイス。
鉄板を当てる位置を決めたら合うサイズにカットして、マフラーに当てながらリベットを打つ位置にドリルで穴を開けます。
使うリベットは4ミリのステンレスのやつを用意しましたが留める時に固くて固くてマジで大変だったので四隅にだけ使用することにして、
残りの場所にはステンレスじゃない普通のやつを使いました。
4ミリのリベットには4.1~4.2ミリの下穴を空けて下さいと説明書に書いてありますが、4ミリのドリルで問題なく使えました。
今回私は予防的にかなり広範囲に鉄板を巻きましたので50本位リベットを打ちました。同じだけ下穴も空けるのでキリを3本使いました。
切れないキリでいつまでもウイーンとやってても疲れるだけなので、キリは多めに用意しておいてダメになったらどんどん変えてった方がいいです。
マフラーパテを盛る
鉄板の4辺と、穴が空きそうな部分にパテを盛っていきます。
今回使用したのはこれ。
ホルツのガンガムなんかも有名ですが、こちらの方が使いやすいと評判だったので購入しました。
ちょっと気になったのが、
耐水性は低いので、常時水に浸る場所や、水のかかる場所には使用出来ません。
という注意書き。
マフラーなんて雨の日とかめっちゃ水かかるやん。
よくわからんけど、塗装しておけば大丈夫ってことにしておこう。
ブラインドリベットで鉄板を留める
ハンドリベッターは安いので十分だという人もいれば、太いのとかステンのやつは固くて切るのが大変だからちょっといいやつ買っといた方がいいというレビューもあったので、
ちょっといいやつ買いました。
が、これでもステンレスの4ミリだとかなりキツイというか、痛い。
マジで手が痛いw
切れた瞬間のバチコーン!っていう反動の度に「痛ってー!」と叫んでましたよ。
ステンレス使いたいけど痛いのは嫌って人には両手でやるやつおすすめします。
リベットで鉄板止めたら外側からもパテを盛って隙間をなくしていきます(その際鉄板のフチで指等を切らないように)。
あと塗装する時に貼ったステンレス板にも塗装が乗りやすいように錆落としで使ったペーパーサンダーをかけました。
パテを固める
塗装する前にある程度パテが固まっててほしいわけで。
エンジンを始動し、20~30分アイドリング運転をすれば、排気ガスの熱で乾燥し走行可能強度に固まります。
1回装着してアイドリングしてまた外して塗装して、なんてことはやりたくないので試しにトーチで炙ってみたところ、パテがブクブクブクーとなって焦げてしまいました。
(´・ω・`)
直接火を当てるのはダメらしいのでパテのない部分をあぶって熱を伝える作戦でやってみたところ、完全にカチカチにはなりませんでしたが全体的にある程度固まったのでこれでよしとしました。
塗装準備OK。
耐熱塗装する
3回位は塗りたいなーと思いつつも、日没まで約1時間。
1回塗ったら次塗るまで30分以上乾燥させろって書いてあるけど待ってる時間がない。
200度の熱で1時間加熱すると硬化。ってことは、熱加えれば時短できるってことか?
真相は不明ですが、トーチで軽くあぶったりしながら10分間隔で3回塗りました。
完成!
穴が空いてたところは鉄板2枚重ねで(1度小さめの鉄板でリベット留めして、更に上から大きめに切った鉄板で覆いました。その際パテはたっぷり使用)、それ以外のこれから穴が空きそうな部分も全部覆ってやりました。
使用したガスケット
17451-31012
ちょっと変わった形のガスケットです。
1400円×2個
意外なところでお高い出費が(´Д`)
かかった費用
ステンレス板、マフラーパテ、リベット、ドリルの鉄工用キリ、切断砥石、ペーパーサンダー、耐熱スプレー、ガスケット、
消耗品だけで1万ちょいちょいくらいで、あとは手持ちの工具類がどれだけあるか次第ですが私の場合はサンダー(ディスクグラインダー)とハンドリベッターを購入したのでざっくり2万円位かかりました。
感想
補修してから1ヶ月ほど経ちましたが、今の所排気漏れもなく順調です。
パテもカチカチでこれなら数年いけるんじゃないかと思ってたら、ごく一部ですがパテが欠けてる部分を発見してしまいました。
でもそれは予防的に鉄板貼った部分なので排気漏れしてるわけではないですし、装着したままでも手の届きやすい場所だったので時間がある時にまたパテ盛って塗装し直そうと思います。
車検はまだ先だけど(10ヶ月後だったはず)、それまで持つのか、車検は通るのか、この手の補修はあまり情報がないので不明なことが多いですが、何かあれば追記します。
注意点!
リベットで留める際、マフラー側のサビがひどくて鉄としての強度が保たれていない場合リベットが抜けてしまう可能性があります。
万が一走行中に取れてしまったら鉄板ポロリで危険です。
マフラーのタイコの鉄板を叩いてみれば、ここは強そう、ここは弱そうとある程度予測はできますし、下穴を空ける際にあまりにも簡単にズボッと空く場合はそういう場所は避けましょう。
エスティマDIYいろいろやってますので見てやってくださいm(_ _)m
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