ジムニーのギアの入りが悪い問題
我が家のJB23-9型ジムニーは9年落ちで走行距離はそろそろ12万キロ。
MT(マニュアルミッション)でミッションオイルの交換は必要以上にやってきた過保護車なのですが、寒い日の朝一番なんかだとローには絶対に入らないし2速もほぼ無理。
力技は嫌なのでクラッチを踏み直したりしながら何とか3速に入れることができたら2速1速と下げてやっと発進できる感じです(どこかに入ってしまえばそこから下げるのは容易です)。
走ってミッションがあたたまったらスコスコ入るのでそれほど困っているわけではないのですが、ちょっと良さそうなオイル添加剤を見つけたので試してみます。
ワコーズ マジック5をミッションオイルに後入れする
私のジムニーのトランスミッションオイルの規定量は1.3L
交換時期はスズキ四輪ギヤオイル75W-80(GL-4)使用車なので15万キロ(シビアコンディションは75,000キロ)です。
通常オイル添加剤などを入れる場合はオイル交換時に使用するのが一般的ですが、前回ディーラーで純正オイルで交換してもらってまだ2万キロ位しか走っておらず、オイル交換するのはちともったいなので途中添加することにしました。
今回使用する添加剤 WAKO’S MAGIC5
フィラーを外すために10mmのスクエアを用意しましたがこれを付けるとスペース不足で入らず、結局ラチェットの9.5角でゆるめました。
添加剤を入れる分だけオイルを抜かなければなりませんが、ドレンは使わずフィラーからシリンジ(注射器)で抜き取ります。
中身はこんな感じ。マジックファイブにも狭いところで使いやすいようにチューブが付属されていました。
車を下から見上げた状態。
ラチェットのあるところがフィラー(注油口)です。
開けたら多少はオイルが出てくるだろうなと思っていたのですが、想定してたより多く200ml位出ました。
更に添加剤を入れる分(今回は130ml)を注射器でちょっと多めに抜き取ります。
ギアオイルは固いので、全くあたたまってないミッションのオイルをこれで抜くのは大変だろうなと思ってましたが意外と難儀しませんでした。
この時の気温は15度位かな?
冬は無理だと思いますが、夏場だったらこのおもちゃみたいな注射器だけでもミッションオイル交換できそうです。
車の下に潜って狭いところで灯油ポンプでやって、見えないー、こぼしたー、髪についたーなんてやってるくらいだったら注射器の方がよっぽど楽でスマートにできると思います。
1.3Lのミッションオイルに10%添加しろってことなので添加量は130ml。
マジック5は1本150ml。
まあ、そんな厳密にやる必要はないだろうってことで感覚的に9割位入ったかなーってところでやめて、最後にオイルをあふれるまで入れてフィラーを締めました。
感想 微妙
ちょっと良くなったような気がしなくもない。
でも前にディーラーでミッションオイル交換したもらった時のようなスコスコ状態とは程遠い感じです。
ディーラーでやった→純正オイル使った→やっぱ純正オイルは相性いいんだね
こんな風に思ってたんだけど、その純正オイルも1年も経ったら元通りですってくらいギアの入りづらさ復活してます。
これ、ミッションオイル関係ない気がしてきたぞ。
ってことでいろいろ調べてみると、
お、これは、
クラッチのシャフトにグリスを、、
今度天気の良い時にやってみよう。
今回使ったもの
今回の主役。
10ミリのスクエアソケット。
うちのはアストロの安物ですが、デフのドレンとかでブレーカーバー使って緩める時なんかにちょっと頼りなさを感じるのでDIYをがんばりたい人にはメーカー品をおすすめします。
フィラー、ドレン用の液体ガスケットです。
ディーラーで確認したのでメーカーが指定してるのはこれで間違いありませんが、その時ディーラーの人に
「ぶっちゃけこんなの使わなくても大丈夫ですよ。規定のトルクで締めてやることが大事です。」
って言われてビックリしました。
私は必ず使うようにしています。
今回はフィラーからオイルを少しだけ抜くというトリッキーな方法だったため注射器を使いました。
おもちゃみたいなのが届くんじゃないかと思ってましたが結構しっかりしていて耐久性もありそうです。
デフのように作業がしやすい場所のオイル交換をこんなのでやろうとは思いませんが、ミッションに限ってはこれを使ってオイル交換(ドレンから抜いて注入はこの注射器22回)でもいいかもって思いました。
ジムニーDIYいろいろやってますので見てやってくださいm(_ _)m
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