飛び石食らった
国道240号線を阿寒から釧路に向かってのんびり優雅に走行していたら、カン!という大きい音と共にフロントガラスに飛び石による傷が付きました。
運転席正面の視界に良く入る嫌な位置です。
拡大するとこんな感じ。
飛び石傷にはスターブレイク、ブルズアイブレイク、ストレートブレイク、それらが組み合わさったコンビネーションのタイプがあり、これはスターブレイクに該当しそうな形状です。
車外から。
真ん中の傷自体は小さめだけど放射状に広がるヒビがちょっと長めで、1円玉では隠せないけど10円玉ならギリ隠せるくらいの大きさです。
大至急セロハンテープで傷を塞ぐ
傷の中に汚れが入り込んでしまうと取り除くのが難しいので、プロにお願いするにせよDIYするにせよリペアする可能性があるなら早めにセロハンテープで傷を塞ぎましょう。
どんなに腕のいいリペア屋さんにお願いしても傷の中に汚れがあったらきれいな仕上がりにはなりません。
そんでもってなるべく早めにリペアしましょう。
傷のヒビは放っておくと外部からの圧力や気温差等で伸びる場合があり、そうなるとリペアでは対応できなくなります。
プロにお願いするか自分で修理するか
■フロントガラスをまるっと交換してしまう。
→車両保険使えば目先は無料。自腹なら10万円コース。
■ガラスリペアをプロにお願いする。
→15000円位が相場。目立たなくはなるけど傷がわからなくなることはない。
■ガラスリペアキットを購入して自分で補修する。
→1000円~3000円位で買える。失敗した場合やり直しができない。
この三択で迷いました。
そろそろ12年15万キロのボロだから車検が通るなら多少傷跡がわかってもリペアでいいかな。
なるべく安く済ませたいので今回は自分でやってみることにしました。
DIYガラスリペアキット選定
Amazonの商品レビューを見た感じだと、どれも☆3.5位でこれって商品がありません。
レビューを読んだりYouTubeで施工動画をいろいろ見て思ったのが、傷の状態がリペアの対象でそこそこ器用な人がきちんと使用したらそれなりにきれいに仕上がる。
不器用な人がろくに説明書も読まずに使った結果失敗して悪い評価を付ける。
このいずれかが多い気がしました。
吸盤タイプ
記事書いた日現在一番売れているのはこれ。
プロが使う高級リペアツールもこれと同じ3~4個の吸盤を使うタイプが多いです。
吸盤を取り付けてシリンジ(注射器)の先を傷の中心に固定し密着するように接地圧を調整するのですが、このさじ加減が難しいようで弱ければ薬剤(レジン)が傷に入らず外に漏れてしまうし、強くしすぎると傷に圧力がかかってヒビが伸びてしまいリペアでは対応できなくなることもあります。
556でおなじみのクレからも吸盤タイプが出ています。
補修といえばホルツからもウインドウリペアキットが出ていました。
レビューを見た感じだと値段が高いから成功率が上がるということではないらしい。
シールタイプ
シールタイプってのは私が勝手に名付けただけで一般的な名称ではありません。
シール(接着テープ)で傷の回りをベッタリ接着してしまうので、吸盤タイプのように接地圧のさじ加減調整が不要なのでそこの失敗のリスクが下がります。
AUG(アウグ)。アメリカ製。
超流動UVレジンの採用で傷への浸透力がアップ!しているらしい。
カーメイトとカービューティープロのコラボ商品。日本製。
国産品の応援をしたかったので今回はこちらを使用しました。
施工の注意点とコツ
カーメイト PS300 ウインドウリペアシステムセット
まずは説明書を熟読します。
飛び石傷ができて早めにセロハンテープで塞いだのですが念の為パーツクリーナーで脱脂をします。
付属の針で傷をホジホジした後はエアダスターで吹いてゴミを飛ばします。
粘着テープで台座を固定しシリンジをセット。
レジンを規定量入れたら説明書の手順通りに圧を掛けたり抜いたりを繰り返します。
ポイントその1、これを説明書に書いてある回数より多くしつこくやる。
車内から見てるとわかるのですが、圧を抜いている(注射器を引っ張っている状態)の時にレジンが傷の隙間に入っていくのがわかります。まだ入るのに途中でやめてしまったらもったいないので車内からも確認しながら納得がいくまでやります。
ポイントその2、ガラスを軽くコンコン叩く。
傷の中の狭い部分の気泡はなかなか抜けづらかったりしますが、叩いて振動を与えることで気泡が抜けやすくなります。弱めの振動で十分です。強く叩いて傷を悪化させたりしないようにw
傷に十分レジンが浸透したのでシリンジと台座を外して仕上げモードに入ったところで事件発生。
厚い雲で日光が完全に遮られてしまいました。
太陽光の紫外線でレジンを硬化しなければならないのに。。
時刻は夕方。このまま日没もありそうなので娘からUVライトを借りてきました。
こんなおもちゃみたいなやつですがしっかり硬化できました。
概ね満足な仕上がりです
補修後。
写真だとどこが傷だったのか全然わかりません。
拡大しました。
肉眼でも言われなければ気にならないレベルですが、飛び石傷の補修跡はどこでしょうって聞かれたらみんなわかると思います。
車外から。
どこかわかりますか?
正解はここ。2ミリ程度だけど若干白くモヤッとしてます。
まーでも元の傷と比べたら9割良くなった印象で、かかった費用を考えると大満足な結果です。
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