商船三井フェリーさんふらわあ苫小牧発大洗行き
フェリーに乗って関東方面へ家族旅行に行ってきました。
苫小牧西港フェリーターミナルから出発し、茨城県大洗港に到着します。
行きも帰りも夕方便で予約をしていたのですが子供の都合で夕方便に間に合わなくなったので行きだけ深夜便に乗ることになりました。
はじめてだと分かりづらい苫小牧西港フェリーターミナル
苫小牧西港フェリーターミナルに到着したらとりあえず受付に行ってわからないことは乗船手続きする時に聞けばいいと思っていたのですがそうはいきませんでした。
西港フェリーターミナルに到着すると「乗船車両直進」の看板があるので直進するとその先はロータリーになっていて「大洗行は右折」となっていますが、道がいっぱいあって何がなんだかわからずそのままUターンしてしまいました。
ストリートビューで確認すると入れる道は1本で他は出口(入ったら逆走)なので良く見ればわかるんだけど夜だし暗くて分かりづらいんですよ。
また戻ってきて正解の道路に入ることができてそれっぽいところに到着することができました。
写真では 大洗行き0 になってますが実際は 大洗行き1:30 と表示されています。
看板の下に並び方も書いてあるし意味はわかるんだけどここに車置いて運転手いなくなってもいいの?
他の車みんな運転手乗ってるけど。
いや、ここに並ぶ前に受付する人のための駐車場がどっかにあるはずだ。
一旦ここを離れて正面入口の方に行ってみるもバス専用、レンタカー専用、コインパーキング(有料)の他に車を停めれそうなスペースはない。
しょうがないのでここならギリギリ大丈夫だろうって場所に路駐してダッシュで受付へ。
呼び鈴で人を呼んで事情を説明すると、
「裏の乗船車両待機場所(さっきのところ)に車を停めて歩いてきてください。車の乗船まではまだ1時間以上時間があるので車を離れても問題ありません。」
だそうだ。
駐車場
乗船車両駐車場のご案内
22:30頃までに乗船手続きをお済ませくださいってメール来てたけど出港1:30だぞ?
3時間も前に行かなきゃならんの?って思ったけど、船に乗ってしまえば出港前であってものんびりできるわけだから逆にありがたいような気もしてくる。
フェリーターミナル内コンビニ
向かって右側がコンビニでおにぎり、弁当、飲み物、お酒、お菓子、カップ麺などひと通りのものは売ってました。
閉店間際でおにぎりお弁当が全品半額で、こんなことなら他のコンビニに寄らないでまっすぐここに来れば良かったと後悔。半額のサーモン寿司とか超絶魅力的でした。
でも全品売り切れの可能性もなくはないからある意味賭けか。
向かって左側はおみやげコーナーで白い恋人をはじめ北海道の代表的なおみやげが売られています。
大洗行き乗り場
徒歩の人と車の同乗者はこちらから乗船します。
八戸行き乗り場とコンビニはこの奥です。
運転手はひとりさみしく待機
運転手以外は車から降りて徒歩で乗船になるので22:30に家族が乗船した後自分だけ45分ほどひとり車で待機です。
ダッシュボードに置く 大洗行 の紙。
出港後は車には戻れませんので必要な荷物は船室まで持参です。
通話禁止、撮影禁止はわかる。運転手しかいないんだから運転しながらすんなってこと。
ヘッドライト消灯を守ってるのは全体の3割くらいで、7割は点灯してた印象。みんな注意事項読めよ。
23時頃にスタッフが乗船券のバーコードを読み取りに来ます。
その後先導車が来て乗船口まで連れて行かれて順番に乗船することになりますが、誘導員がたくさんいるので困ることはありません。
車から降りたら客室までは階段です。最下層から客室階層までかなり登ります。
私の前を登っていたおじさんは最後の方で足に来てしまったらしく、生まれたての子馬のようになりつつも何とか最後まで登りきりました。
足腰に自信のない人は深夜便は避けた方が無難です(夕方便はエレベーターあり)。
携帯電話の電波状況
私のスマホ=ソフトバンク(Yモバイル)
私の会社の携帯(ガラケー)=ドコモ
息子のスマホ=au(UQ)
こんな感じで全キャリアあったので並べて比較しました。
陸から遠くなると全キャリア圏外です。
陸に近付いた時に船室でも常に電波があるのはドコモだけ。ドコモ強し。
船室でドコモの電波がある時ならデッキや食堂、陸の見える窓際まで行けばソフトバンクとauも普通に使えました。
グーグルマップで見ると点線でフェリーのおおよその通過ラインが出てますのでそれを見た感じだと、
苫小牧→青森あたり 圏外
岩手→宮城→茨城 電波あり
丘が近くても海岸線に家や道路がなく電波が弱かったりする場所もあるので一概には言えませんが大体こんな感じです。
大洗到着後はすんなりと
大洗到着は定刻19:30ですがこの日は大洗港の工事の影響で20:30到着でした。
出発時と違い家族も一緒に車に乗った状態で下船できるのでスムーズに出発できます。
乗用車は船の最下層で上のトラックから順に降りるのを待つ感じになるのでどのくらい待たされるのかドキドキしながら待ってましたが意外と早くて20:45には出発できました。
結構揺れる
こんなに揺れるのかと家族全員が驚いてました。
基本左右に揺れるんですが(ルアーでいうとローリング)深夜便のベッドは進行方向と垂直になっているためベッドで寝ていると頭をグアーーーっと下げられたと思ったらすぐ逆にグアーーーっと上げられるのを繰り返します。
これは酔う人はすぐ酔いそうだ。
私は基本そんなに酔わないのですが体調次第で気持ち悪くなることもあるので酔い止めを持っていきました。
酔いやすいけど船釣りが大好きな友人が「アネロン最強」と言っていたのでこれを常備してます。
朝起きてトイレに行き小便器の前に立つも前後に揺られるのでどうにも用が足せず、最終的には頭を壁につけて何とかしました。
売店の店員さんに「今日の揺れは5段階だとどのくらいですか?」と聞いてみたところ、
「1です。これが最も弱いくらいの揺れです。」と即答されました。
マジかー。
深夜便は小さいから揺れやすいのかも。
帰りに乗った夕方便は船が大きいせいか揺れは少なくベッドも進行方向に向いていたので酔いづらいと思います。
船酔いが心配な人は夕方便がおすすめです。
はじめてのフェリーだったので揺れにビックリしましたがすぐに慣れて、トイレも2回目以降は壁に頭を付けずにできるようになりました。
船内の様子
客室
3年前にデラックスルーム(ユニットバス、トイレ、テレビ、冷蔵庫、バスタオルその他アメニティ完備の定員2名の洋室)が販売中止になってからは深夜便はこのカジュアルルーム一択です。
4人部屋を家族4人で利用したので他人が入ってくることがなく、内側から鍵を掛けることもできるので就寝時も安心でした(外からは掛けれません)。
部屋やベッド番号の指定はできませんが、余裕があれば家族ごとに割り振りしてもらえるようです。
食堂 自動販売機
食堂の中央。この他に窓際や奥にもテーブルがたくさんあります。
利用者は多くても10人位で常に空いている印象でした。
ガチ揺れ時対策でイスは全て床とロープで繋がっています。
給茶機・給湯器は1個故障してましたが他にもあったので持ち込みカップ麺も食べれます。
割り箸も台の上にゴソッと置いてありました。
電子レンジも使えます。
カップ麺持ち込んで食べたとして、残ったつゆは捨てる場所があるのか?
飲み干し必須か?と出発前に家族で話していたのですが捨てる場所がありました。
カップヌードル自販機。
お菓子は5種類。
事前に調べた情報では冷凍食品の自販にルーロー飯があるということで楽しみにしていたのですがありませんでした。
娘が楽しみにしていたオムライスもありませんでした。
この時のラインナップはビビンバ、カレー、タコライス、キーマカレー、カツサンド、ボロネーゼ、カルボナーラ、ピリ辛トマトの生パスタ、以上です。
私はカツサンド600円を食べました。
これで600円か。。と思う見た目とサイズ感ですが肉(カツ)はおいしかったです。
パンの片割れはどこに行ったw
さんふらわあ文庫。量は多くはありませんが小説から漫画までいろいろあります。
コカコーラ自販
お酒の自販。ビールから酎ハイまでいろいろありますが23時~翌日5時までは販売停止です。
徒歩乗船だと乗ってから30分は利用できますが車両乗船では乗った時にはすでに販売停止中。
どうしてもお酒が飲みたい場合は売店で買えます(2時までだったはず)。
ゲームコーナー その他
ゲームコーナーは中央に電源の入っていないゲーム機が1台、UFOキャッチャー1台、あとはパチンコとパチスロです。
何度か様子を見に来たけど利用してる人は一度も見ませんでした。
時代に合ってない気がする。
もうちょっとこのスペースを有効利用できないだろうか。
談話スペース的なやつ。小さいけどテレビがあります。
ゴミ箱はあちこちにあって分別が必要ですが全てのゴミが捨てれます。
奥に見えるのが喫煙所。
喫煙所は2か所かな?あったけど常に誰かしらいる印象。
トラック運転手の喫煙率高いみたいです。
ちなみにトラックドライバーと一般客の客室はエリア分けされてます。
デッキに出ました。
天気が良くて凪なのにこんなに揺れるのね。
イルカやクジラを見れることもあるってことだったので結構長い時間外で見てましたがイルクジどころか魚の跳ねやナブラも見えませんでした。
夕方便は海面からデッキまでの距離(高さ)があまりないので泳いでる魚や海獣を見つけるのは難しそうですが、夕方便はデッキが高いので高い位置から偏光サングラスを使えば運が良ければ泳いでる生き物を見られるかもしれません。
先端部は立入禁止ゾーンなのでタイタニックごっこはできません。
感想
乗船時間が長くほぼ丸1日なので子供達が飽きてグズるんじゃないかと心配してましたが、ゲーム(スイッチ)をしたり読書をしたり船内をウロウロしたりでうまいこと時間を潰してくれました。
私はひたすら持参した小説を読みました。
致命的にここがキツい!ってところはなかったですが、強いて言えば食事かな。
あっさりしたものが食べたい。白米が食べたい。と思ってもそんなものはありません。
乗ってる時に「フェリーの旅はどうだい?」って家族に聞いたら微妙な返事をしていましたが、帰ってきてから同じ質問をしたら「悪くなかった。また機会があったらフェリー旅でも問題ない。」と言ってました。
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