21日午前、砂川オアシスパーク貯水池で釣りをしていた小学校6年生2名が一時意識不明となり救急搬送されました。命に別状はありませんが、テント内の暖房器具による一酸化炭素(CO)中毒の可能性が高いようです。
同じ日に剣淵町の桜岡湖でも同様の事故がありました。こちらは女子高校生がけいれんを起こして倒れたそうです。
気になるのが、いずれも一緒にテントの中にいた家族は無事で体調不良すら訴えていないというところ。子供は一酸化炭素中毒になりやすいんだろうか。
なんにせよ、テントという密閉空間の中でストーブを使うということがどれだけ恐ろしいことなのかを理解した上で使用していただきたいなと。
換気さえきちんとしていればそんなに危険なものではないですし。
自己責任ってだけでは済まない時代、事故があったらじゃーもうそこ釣り禁止にしちゃえってなってしまったら悲しいです。
そもそもなんのためのストーブか
カセットガスボンベを使うもの、アウトドア用ガス缶を使うもの、ホワイトガソリンを使うもの、などなど、ワカサギ釣りに使うストーブの種類はいろいろあります。
どんなストーブを使うにしても、テント内を暖めようと思うから間違いが起こる気がしています。
手が冷たいとエサが付けづらいし、道具が凍るとトラブルの元だし、氷の穴(水面)が凍るとその度にザルですくう手間がかかる。
それらを解決するために、手元と、道具(竿(穂先)、ライン、リール)と、氷に空けた穴。ここをピンポイントにストーブであたためて快適に釣りをしましょう。って考えて、そこ以外は寒くてもしょうがない。なによりも換気再優先な気持ちで使うのが良いと思います。
正しく使えばそんなに危険なものではないです
釣りをしない人にワカサギ釣りの話をすると、「危ないんでしょ?気をつけてね」と言われることが結構あります。
落水の話かな?と思って聞くと、「ストーブで酸欠になったりするんでしょ?」って言われることの方が多いです。そっちか。っていつも思います。
ワカサギ用のテントだと換気用の窓がついていたり、いろいろ工夫されているものが多いのですが、専用じゃない普通のテントを流用して使うような場合は密閉度が高くなりますので更に注意が必要です。
たまに換気をするのではなく、窓か、窓がなければ入口でもいいので、少しでもいいので常に開けっ放しにしておくのが良いと思いますよ。
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