包丁遍歴
というほど包丁を持っているわけでも過去にいろいろ使っていたわけでもないのですが、包丁を研ぐのが好きなので身内や知人に頼まれれば研ぎます。
包丁、マキリ、肥後守、小刀などなど、包丁以外の刃物も含めると、今までに100本以上は砥いできたと思います。
材質や形状によって、それぞれ得手不得手、メリットデメリットがあるのですが、総合力でこいつが最強だなという包丁に出会えたので、紹介したいと思います。
この切れ味で4,104円コスパ最強!本種子島包丁
池浪刃物製作所
鹿児島県指定伝統的工芸品
本種子島包丁
万能包丁(大)18cm
一般的に家庭で使われている三徳包丁なんかと比べるとちょっと出刃っぽい形状ですが、出刃は出刃で別に売ってますのでこれは出刃ではなく万能包丁です。
切れます
完熟トマトもスパっと切れます。
カチカチに凍った鶏肉も、女性の力で切れます。
ステンレスの包丁では感じられない、鋼特有の「切ってる!」感
何を切っても、「切ってる!」って感じがします。
はじめてトルコ風アイスを食べて、「食べてる!」って感じたあの感覚、あれを思い出すような感じの「切ってる!」感です。
わかりづらいかな。。
鋼(ハガネ)の包丁のメリット・デメリット
よく切れる。砥ぎやすい。鉄分が出るから栄養素アップ。
でも油断すると錆びる。というのが鋼。
使用後は水分を拭き取り乾燥させて保管してくださいという注意書きが必ずついています。
このサビがくせもので、世の奥様方からはがねが嫌われる(ステンレスを選ぶ)要因になっていると思われるのですが、黒打ちだからかな?鋼だけど、この本種子島包丁は意外と錆びません。
日常的に使ってますが、洗った後拭いたことなんて一度もないし(笑)
百均とかで売ってるような、ステンレスワイヤーでできた包丁とまな板を立てておけるようなもの。洗ったらあれに立てる?吊るす?刺しておく?そんな感じの使い方してますが、錆びさせてしもたー!ということは一度もありません。
ただ、塩分ついたまま放置しておくとあっという間に赤錆ファイヤーします(´Д`)
錆びが出たら出たで、普通に洗えば取れるんですけどね。
ステンレス包丁のメリット・デメリット
世の主流になってると思います。
全く錆びないわけではないですが、錆びづらいです。
鋼ほど切れ味は良くないのですが、ちゃんと研げばそれなりに刃はつきます。
なぜか研ぐのに時間がかかります。
シャープナーとかっていう簡易的に包丁を研ぐ道具なんかを使ってるとかなり鈍角な刃になり、それを砥石で研ぎ直すとなった場合にそれがスレンレス包丁だと本当に嫌になるくらい時間がかかります(´・ω・`)
我が家の主力包丁に
元は堺孝行の鋼をステンレスで挟んだ三徳包丁がメインで使われていました。
中心(刃の部分)は鋼で良く切れ、表面はステンレスなのでサビづらいという、いいとこどりの包丁。
結婚した時に買ったので、、もう8年くらい使ってるのかな?
特に不満もなく、いい包丁だと思って使っていたのですが、たまたまフェイスブックで本種子島包丁というのがすごく良いという投稿を見て、値段もそんな高くないしホントにそんなにすごいかどうか試してやるぜ!って感じで購入。
届いた包丁を見た妻が一言。
「これはお父さんのお小遣いで買ったものですか?」
は、はい。。
通販=クレジットカード決済。
私物購入は全て明細からチェックされ後日請求されるのです(´Д`)
使える包丁があって、別に困っていないのに追加購入する必要ないよね?ってことを言いたかったんでしょうけど、購入後1ヶ月くらいしたら、妻も完全に本種子島包丁をメインで使うようになっていましたよ(笑)
包丁砥ぎの練習にも最適
やり方については「包丁の研ぎ方」で検索してください。すばらしいサイトや動画がたくさんありますのでここでは省略しますが、楽に砥げて刃をつけやすいので、やったことないんだけど砥石を買って自分で研げるようになりたいという人にはこの本種子島包丁をおすすめします。
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