夏の贅沢、積丹でウニ丼
ついに念願の、積丹のウニ丼を食べてきました。人生初です。
北海道は地域ごとにウニの漁期が決められていて、通年いずれかの地域で漁ができるようになってますが、有名な積丹半島のウニ漁の解禁期間が6~8月なので
北海道のウニ丼=夏
のイメージが強いんだと思います。
8月14日(日曜日)お盆でも一番混雑しそうな日
今年のカレンダーだと、お盆休みの中でも一番混雑するであろう8月14日(日曜)の朝イチに行ってきました。
帰省・お墓参りの人、海水浴の人、観光の人、いろんな人がいると思いますが、積丹へ向かう国道229号線は片側1車線で夏の休日は割りと渋滞しやすい道路です。出発が遅いとすぐに渋滞に巻き込まれますので、早朝に出発し、朝8時くらいの到着を目指しました。
さすがにそれだけ早い時間だと渋滞することはありませんでしたが、平日のようにスイスイ流れるわけでもなく、到着したのは予定より30分遅れの8時半です。
「みさき」か、「中村屋」か。
行ったことはありませんが、「みさきのうに丼」というのは聞いたことがありました。
食べログやその他の口コミサイトを見ても一番人気なのは間違いない感じです。
漁師直営店!と名乗っているお店は多数ありますが、常に無添加のミョウバン臭くないうにを提供しているお店はそう多くはないようです。
美国なんかにも良いお店はあるようですが、ある程度絞らないと悩みそうなので今回は「みさき」を本命に、そっちが激混みだったらすぐ近所の「中村屋」でもいいかなくらいな感じで積丹日司(ひづか)地区へ向かいます。
赤うに丼は1日15食限定!「みさき」
朝8:30「みさき」に到着すると表の駐車場はすでに満車で、車は裏の駐車場に案内されていました。
この時点でお店の前にある受付簿(自分で名前と人数を書き込む紙)には20組以上の書き込みが(´Д`)
これはもう1日15食限定の赤うに丼(エゾバフンウニ丼)は無理そうだということで、みさきさんは諦め中村屋さんに向かいました。
あと、「不漁のためいつもより値段が高いよ」というようなことが書いてありましたが、何がどのくらい値上げされてるのかまでは書いてありませんでした。
スペシャルうに丼は1日10食限定!「中村屋」
のれんが出てますので、これは帰る時に撮ったやつですね。
ちなみに「みさき」さんからは100mもありません。
古そうな風貌ですが、そういう雰囲気で作ってるだけで新しいです。
記入用紙への受付(書き込み)は自分で行います。朝8時半で10組目くらいでした。
本日は焼き魚、大漁丼のメニューはございません。
時化及び仕入価格高騰により止むを得ず生うに丼等の価格値上げをさせて頂きます。
何か貼ってある((((;゚Д゚))))
おお、これはなかなかダイナミックな値上げですな(笑)
でも「値上げした」とだけ書いて金額はお店に入らないとわからないお店よりも良心的というか、まじめだと思う。
値上げのメモを見た若いカップルが、
「これはひどい。足元見過ぎだ。せっかく来たのにがっかりだ。仕入高騰って漁師直営なのに仕入れってなんだよ。ブツブツ、グダグダ。」
と、特に彼の方が怒り心頭な感じでしたが、結局中村屋が開店する前にのれんが出た向かいの「佐藤食堂」さんに入って行きました。そっちは値上げがなかったのかな?
なんにせよ、値上げしててもいい、高くてもいいから食べたいと楽しみににしている人達が待ってる前でケチつけまくるというのはあまりよろしくないぞ。
嫌なら食べなきゃいい。納得出来ないなら帰ればいい。足元見ますよ。ビジネスですから。
積丹漁師直営 中村屋の場所
住所 北海道積丹郡積丹町日司町50-1
電話 0135-45-6500(予約はできません)
営業時間 9:00~18:00(季節による変動あります)
4月上旬から11月中旬までの営業で、冬期は休業です。
定休日 不定休
国道229号線を積丹方面へ向かい、古平を超えて、美国を超えて、野塚のT字交差点から国道を外れて右(積丹岬)方面へ行くと右側にあります。
駐車場はお店の前に10台程度、裏にも何台か停めれるスペースがありました。
開店時間は9時です。車で待ってた人達も続々と降りて入口前に集結します。
が、開店する気配がない。どうなってるんだ?と周りがざわついてきたところでおばちゃん登場。4分遅れくらいでしょうか。ちょっとのんびりさんです。
名前を呼ばれると、ゆったりとした小上がりに案内されました。
他のお客さんが写ってしまうので写真はありませんが、もっとテーブル置いてもいいよねってこっちが思うくらいのゆったりスペース。いい感じです。
積丹 お食事処中村屋のメニュー
やはりこちらにも付箋(値上げメモ)が。税込み価格で、
赤うに丼(エゾバフンウニ) 5,940円→7,020円(1,080円値上げ)
生うに丼(白うに、ムラサキウニ)2,754円→4,536円(1,782円値上げ)
ちなみに赤ウニ(エゾバフンウニ)の方が甘くて濃厚な味、白ウニ(ムラサキウニ)の方がちょっとあっさり目です。
ってか誰が「馬糞」なんて名前をつけたんだろう。あれはどう見てもタワシだ。
ウニ丼以外全く見てなかったけど、こういうところにしてはジュースが安い!
1日10食限定!スペシャルうに丼
メニューとは別になんかこんなのが。
赤ウニと白ウニが半分半分なのね。くらいにしか思ってなくて、自分が10組目くらいってことは人数でいえば20~30番目くらいだから多分もうないだろうと諦め半分でスペシャルうに丼はまだありますか?と聞いてみると、ありますとの返答。
しかもスペシャルうに丼はなぜか値上げの対象になっておらず、いつもどおり税込み7560円。
頭が考えるひまもなく、これくださいと言ってました。
スペシャルうに丼のメニューの裏にはこんな写真が。どうせ撮影用のちょっと大げさなんだろ?って思ってました。
このだし醤油おいしそうだな。とか思いながら待つこと数分。
これが積丹中村屋のスペシャルうに丼です(`・ω・´)
あの写真大げさじゃなかった。
そしてただのハーフ&ハーフの紅白うに丼ではなかった。
これ、2杯分だよね。って帰ってからまじまじとメニューを見て気付きました。
通りで量が多いわけだ。みそ汁のお椀とどんぶりの大きさを比較してください。
このお椀だって決して小さいわけではありません。
肝心な味の方は、もう言葉で表現できるようなレベルじゃないです。
終始ニヤニヤしながら食べてたと思います(笑)
事前の下調べでわかっていたことですが、やっぱりミョウバンは使われておらず、とれたての新鮮なウニが使用されてるんだなというのがわかりました。
赤ウニ(エゾバフンウニ)も白ウニ(ムラサキウニ)も両方楽しめてかつ量は倍。
そして今回はたまたま運が良かったというのもあるのかもしれませんが、みさきの限定赤ウニよりはハードル(早く行かなければならないという)が低いように思いますし、どうせ行くなら中村屋のスペシャルうに丼を本命にしてもいいんじゃないかと思いました。
遅く出たら渋滞は必至
9時半には食べ終わり、他の用事を済ませてお昼頃に札幌方面に向かいましたが、対向車線(積丹方面)は完全に渋滞していました。
ちょっと遅いお昼ごはんに積丹のウニ丼を。というようなタイミングで出て行ったら晩ごはんの時間になってしまいそうだなというくらいの渋滞です。
お店の混雑より深刻な問題だなと思いましたので、天気の良い休日(特にお盆)は早めに出発して、ちょっと遅めの朝ごはんくらいな感じで食べるのをおすすめします。
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