前回の記事はこちら。
オオクワガタのメスが1匹羽化不全
オオクワガタ能勢YGメスその1
2月28日
3本目の菌糸ビンに交換しようとほじってみたら上の方ですでに蛹室作っていたのを開けてしまい、そのままにしておいたら無事に蛹化したんだけど、蛹室周辺にキノコが出はじめたので人工蛹室に移動させた個体です。
それから約1ヶ月後、無事に羽化したようです。
4日後。
問題なさそうです。
更に3日後。
なぜそこに移動した?
よくわからないけど元気そうだ。サイズは約50ミリ。
オオクワガタ能勢YGメスその2
2月28日
菌糸ビンの底の方に作った蛹室内で蛹化したのを確認したのですが、蛹室内にキノコがニョキニョキ状態になってしまったため急遽掘り出して人工蛹室に移動させた個体です。
しかもなぜか菌糸ビン内にコバエが大量発生していたため、室内でフタを開けることができず夜中にくっそ寒い屋外で救出作業をしました。
色々心配な個体でしたが、黒っぽくなってきてるしそろそろ羽化してくれるだろうか。
4日後。
何か変。
更に3日後。
羽パカどころではない、羽グチャです(´;ω;`)
孵化不全の原因は振動か、水分過多か
今まで飼育というか繁殖というか、卵(または幼虫)から成虫になるまで育てたクワガタの数は、ざっくりですが、
・オオクワガタ 約150匹
・アカアシクワガタ 約30匹
・ミヤマクワガタ 約60匹
です。そんなに多くの経験があるわけではないのですが、どの種類でも羽化不全、羽化してすぐ死んでしまう、などのトラブルが起こるのはオスで、中でも大きいやつがトラブることが多い傾向です。
メスに関しては羽パカすら見たことがなかったのですが、今回ダイナミックにグシャッとしてしまった原因を調べてみたところ、
・幼虫時の温度、湿度が不適切
・サナギ時に振動
・サナギ時に急激な温度変化
・人口蛹室の水分過多
このあたりが原因として考えられるようです。
幼虫時の温度、湿度が不適切
既製品の菌糸ビンを使ってるので湿度は問題ないと思います。
温度はリクガメのケージの熱を利用して、常に23~25度くらいになるよう調整しています。
3令幼虫は高温に弱く、その時期の温度が25度以上になると前蛹~羽化の間でトラブルが起こることが多いらしいけど、そこは問題なかったように思う。
サナギ時に振動
蛹化したばっかりの、色が透き通っててまだ目が黒くもなってないような時は特に振動に弱いようです。
蛹室内きのこ爆発事件で救出した際はもう目は黒くなっていたけど、それでもどの時期でもサナギに振動は良くないでしょう。
ということで、これは大いにアリエール。
サナギ時に急激な温度変化
恐らく23度くらいだったであろう菌糸ビン内の蛹室から、救出されてコンニチハと出てきたらそこは氷点下11度の世界でした。
すぐに部屋に戻ったので一瞬の出来事ではあったのですが、やっぱあれが良くなかったのかな。
くそー、コバエめ!
人口蛹室の水分過多
サナギから成虫に羽化する際に、水分(体液?)がかなりドバっと排出されるらしく、通常それは蛹室の壁というか床に吸収されるのですが、蛹室が菌糸ビンの底の方で、
蛹室の床=ビン底
って感じになると水分が吸収されず、ベチャベチャの状態で羽化した場合にも羽化不全になる可能性が高いようです。
今回は人工蛹室。オアシスで作って1回水をひたひたにして、コバシャに入れていました。
別途ケース内に水を入れたりはしてませんが、ケース内の結露がちょっと多いなと思いコバシャのフィルター部分を外したところ、いい感じになったような気がしていました。
実際のところどうだったかはわかりませんが、ほぼ同じような管理をしていたメスその1が問題なかったところを見ると、この件は特に問題なかったような気もします。
今もまた様子を見てきましたが、なんかとんでもないことをしてしまったというか、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
もっともっと勉強せねばいけませんな。
コメント
羽化おめでとうございます!
羽化不全の子は残念でしたね。
羽化した子はとてもきれいですね!
コメントありがとうございます!
既にクワは引退したのですが、コメントいただいて久しぶりに記事を見返してみるとウズウズしてきますねw