2021.12.10 一部間違いがありましたので訂正しました。
ホンダハイブリッド除雪機HSS1170iのエンジンオイル交換
去年新車購入し1シーズン使用したホンダのハイブリッド除雪機HSS1170iのエンジンオイル交換をしました。
エンジンオイル交換時期
取扱説明書のメンテナンス時期一覧表によると、エンジンオイルの交換はシーズン毎(除雪時期初め)と、1ヶ月または初回20時間運転目、とのこと。
そうか、車で言うところの新車1000キロ点検時のオイル交換と同じような意味合いのオイル交換が必要だったんだな。。
でもこれ買った店でも言われなかったし、ちゃんとやってる人はほとんどいないような気がします。
エンジンオイルの量と粘度
オイル容量は1.1L、粘度は5W-30です。
指定の純正オイルはこれ。0.1リットル足りないのがなんとももどかしい。
【訂正】1L缶で足ります。大丈夫です。詳細は後記します。
またはAPI分類SE級以上のSAE5W-30エンジンオイルをご使用ください。
とのことなので、今回はたまたま物置で半端になっていたこれを使います。
カストロールは昔何度か使ってみてあまりいい印象はないんだけど、このスペックのオイルが4L3000円くらいで買えるならめっちゃコスパいいです。
エンジンオイル交換方法
1、オーガーハウジング調節レバーを使って除雪機を水平にする。
2、トップカバーを外す。
3、オイル受けを用意しセットする。
4、オイル給油キャップ、排油ボルトを外してオイルを抜く(17ミリスパナ使用)。
5、オイルが抜けたら新しいシーリングワッシャーを取付け、排油ボルトを確実に締める。
6、新しいエンジンオイルを上限まで注入する。
7、注入後、オイル給油キャップを確実に締め付ける。
注意事項
・廃油はそこら辺の地面や排水溝なんかに捨てない!不法投棄になりますよ!
・オイルは使用してなくても自然に劣化するので定期的に点検・交換してね!
・シーリングワッシャーの再利用はオイルにじみ(漏れ)の原因になるから新品使って!
・補給、交換時にこぼれちゃったオイルは布なのできれいに拭いて!
【DIY】自分でやってみる!
エンジン(オイル)をあたためる
まずはエンジンをかけてエンジンオイルをあたためます。
これやらないとオイルが固くて抜くのにめっちゃ時間かかります。
夏ならまだいいんだけどね、冬の冷え切ったオイルとかマジではちみつ状態です。
トップカバーを外す
除雪機を水平にしつつ、トップカバーを外します。
やり方がわからない人は説明書を見てください。
いや、説明書なんて見なくても大抵の人は除雪機本体見ればわかると思うし、もしこれがわからないほど機械に疎いのであれば自分でオイル交換はしない方が良いのではないかと思われまする。。
トップカバーを外すとオイルの粘度や量の確認方法シールが貼ってありました。
フィラーキャップを外すというか、緩める
こいつがフィラーキャップ(オイル注入口のフタ)です。
オイルを抜いてしまってから「フィラーキャップ固着して開かない!」なんてことになったら、オイル抜かなきゃよかったと後悔するかもしれません。
まーこいつの場合ハイブリッドなのでエンジンかけなくても多少の自走はできるのでそれほど困らないかもしれませんが、一応基本なので最初に緩むか確認します。
ドレンの場所
ドレンの位置はここです!
このオイルパンを使おうと思ったら、高さがありすぎてキャタピラとドレンの間に入りませぬ(´Д`)
物置を漁っていたら排油受けに使ったと思われるトレーを発見。これなら高さがないので大丈夫でした。
オイルを抜く
こうやってみるとものすごく不安定っぽく見えますね。
トレーの角度とか、もうちょっと考えてやりましょう。
廃油ぶちまけたら大事件です。
ドレン(排油口)ボルトは17mmです。想像よりキッチリ閉まってました。
オイルのポタポタも完全になくなるまで待てる位時間と気持ちに余裕があればいいのですが、内部に古いオイルが多少残るのは致し方ないことですので、自分が満足したならまたポタポタしていても排油口をウェスでササッと拭いてドレンボルトを閉めてしまいましょう。
ドレンボルトを締める
ドレンボルトの締め付けトルクは、不明!
説明書に書いておいてくれよw
わからないので勘で締めました。
説明書にはシーリングワッシャーと書いてありますが、一般的にはドレンパッキンと呼ぶ人の方が多いと思います。
外したやつを見て、どっかで見たことあるなと思いながらジムニーの予備のパッキンと見比べてみると、ほぼ一致。
1回くらい再利用してもいいだろう。なんて思ってましたが、手元にあるなら使ってしまえと新品パッキン使用です。
後日調べてみると、外径が1ミリ違うようですが内径は同じ14ミリなので使っても問題ないと思います。
ちなみにこっちがホンダ純正のシーリングワッシャー。
排油の中の金属片がすごい!
抜いたオイルは真っ黒でした。
廃油用にしているポリタンクに保存し、満タンになったら近所のスタンドに持っていって捨てさせてもらいます。無料で引き取ってくれます。
排油受けに使ったトレーから廃油ポリタンに移す際に息子も横で見ていたのですが、
「なにこれキラキラー!」
っていうくらい大量の金属片が混ざっていました。
見えるかな?
新車故のやつですね。
自動車ならオイルフィルターで濾過されるんだろうけど、除雪機はフィルターないからオイル交換するまでずっとエンジン内を漂い続けるわけですね。
オイル注入【追記あり】
フィラーキャップとレベルゲージが一体化していました。ここからオイルを注入します。
規定量は1.1Lです。
給油口がちょっと小さめ。
このオイルジョッキのノズルは車の場合大抵給油口にズボッと入るのですが、ギリ入らないくらいのサイズだったので入れる時にちょっと気を使いました。
こぼすとかなりめんどくさいことになるので、漏斗(オイルファンネル)を使ったほうが安心です。
【訂正】
オイルを抜く前に量が適正なのを確認し、
抜いたオイルを量ってみると850mlでした。
カースロープを使ってドレンがある方の反対側を高くして更に抜きましたが、
950mlでした。
これで規定量の1.1リットル入れたら多すぎです。
950mlはこんなもんかな?
はい、バッチリです!
オイルの量をチェックする
ケージを拭いて、キャップ閉めて、また抜いて、ちょうどゲージに付いてる輪っかの部分が浸かるくらいになってました。
【訂正】
輪っかに付いたら多すぎです。もっと先のギザギザしている部分までです。
抜けたオイルの量がわかれば同じだけ入れればいいですが、わからない場合は800ml位入れてから量を確認しながら少しずつ足していくのがいいと思います。
1年間の稼働時間は7時間半でした
手元のアワーメーターによると、去年1年間の稼働時間は7時間半でした。
アワーメーターの取付方法はこちら。
コメント