クワガタ・カブトムシの幼虫用に簡易温室を作ってみた
ヘラクレスの幼虫を衝動買い
札幌の昆虫屋さん「フォーシーズンズ」さんでヘラクレスの幼虫(ペア)を買ってきました。
札幌で店舗構えた昆虫専門店はフォーシーズンズとむし博士くらいかな?
西区八軒にあったヘラクレスヘラクレスってお店はホームページは残ってるけど店舗はもうなかったような気がするし、2012年から更新されてませんね。。
今から15年位前に友人からヘラクレスの幼虫を数匹もらって、容器がそろそろ限界だから自分で大きいのに入れ替えてねと言われたので近所にあったヘラヘラに行った時のこと。
愛想の良い奥さんがいろいろ教えてくれたのですが、プラケースのサイズはオスだったらこのくらい、メスだったらこのくらいって話になって、自分で雌雄の判別ができないから幼虫持ってきて見てもらうことは可能ですか?って聞いたら離れたところにいたご主人が、
「ダメだ!」
と一喝。
よく考えればダメな理由もわからなくもないけど、いきなり怒鳴りつけることないと思うんだよねw
当時は下手稲通り沿いのそば屋を改装した店舗(元々そこでそば屋さんをやってたらしい)でやってましたが、ムシキングが大流行してた頃なのでブームに乗って羽振りが良かったようで、その勢いで琴似本通の新しい店舗に引っ越したのですが。。
おっと話がそれてしまった。
こちらがDHH.CB.グアドループ オス
この容器に入った時点での体重は27.5gです。
ピンボケサーセン(´・ω・`)
27.5gだった幼虫は1ヶ月半後には42gになってました。
こちらはメス。
29.1g → 41g
我が家に1日中あたたかい場所はなく、室温は日中で20度前後、夜は寒い日だと8度くらいまで下がります。
ヘラヘラの幼虫の飼育温度を購入時に聞いてみたところ、理想は20~25度とのこと。
なんとかしなければ。
発泡スチロール箱簡易温室の作り方
作り方ってほどのことでもないんだけど、とりあえず家にあった発泡スチロールの箱の中に底面パネルヒーターをセットします。
ニジイロクワガタの幼虫がプリンカップに穴開けてマットがダダ漏れになった時のなごりで中がきったないことになってますね^^;
幅55センチ、奥行き35センチ、高さ30センチ位だったのでこのくらいのサイズです。
パネルヒーター(底面ヒーター)は温度調節のできるビバリアのマルチパネルヒーター16Wにしました。
ヒーターの上に直接置いて直接あたためるのではなく、空間全体をあたためればむらなくいけるのではないかと思いちょっと上げ底してみました。
100均(ダイソー)で購入したと思われる写真のようなもの(収納用のカゴ?)をセットします。
たくさん置けるようにさっきの100均グッズの上にダンボールを置きました。
Amazonのダンボールの中に入ってたやつが無加工でジャストサイズでした。
オスはコバシャの小に引っ越しました。
フタを紛失してしまったので毛布を被せています。
※専用のフタをピチッと閉めてしまうと酸欠になってしまうので、使う場合はちょっとずらす等工夫して下さい。
温度計をセットして、様子を見ながらマルチパネルヒーターの温度調整でがんばる予定が思ってたより最高温度と最低温度の差が激しかったのでサーモスタットを使うことにしました。
これは後で最高温度と最低温度が確認できるので便利。
水槽用のサーモスタットですが、昆虫や爬虫類など水中じゃないところで使用しても問題ありません。(左にある白いサーモは下のリクガメケージの暖突というヒーターにつながってます)
ヒーターが16Wだからこんなに大きい容量(300W)じゃなくてもいいんだけど、ヒーターの交換できるタイプのサーモは各社このくらいのが一番小さいモデルです。
作ってみた感想
箱のサイズ
約33リットルの発泡スチロール箱は、容器の大きさにもよりますがヘラクレスの幼虫なら少なくても2ペア、容器のサイズによっては3ペア入ります。
もっと増やす!とか、ガチでサイズ狙う!とかってなったら足りないと思いますが、とりあえずちょっと飼ってみたいって感じなら十分です。
ヒーターのパワー
今回は温度調節可能なビバリアのマルチパネルヒーター16ワットを使いました。
最終的にサーモスタットで温度管理をすることになりましたが、マルチパネルヒーターの温度調整が最大(他の温度固定の底面ヒーターと同じくらいの設定)だと日中の室温があたたかい時間帯に25度を超えてしまう時がありました。
・サーモの設定 24度
・ヒーターの設定 中(中って書いてあるわけじゃないけど最大と最小の中間くらい)
・室温は8~22度くらい
こんな条件でも中の温度は22~24度で安定しています。
ヒーターもうちょい大きいのじゃないと深夜の10度下回る時とかにパワー不足になるかと思ったけど意外と大丈夫でした。
オオクワガタの繁殖にも
オオクワガタを繁殖させる際に、できれば春にペアリングから産卵までをさせたいのですが北海道のため寒くてうまくいきません。
経験上せめて20度くらいないとうまくいかないんだよなーとか思いながら待ってたらあっという間に7月ですよw
時期がズレても別に問題ないと最初は思っていたのですが、最近困ったなーと思うのが菌糸ビンが手に入らないこと。
ブランドや菌糸の種類など、なんでもいいなら困ることもありません。
でもここのこれを使いたい!ってなった場合、みんなが繁殖させているような時期なら在庫もたくさんあるんだけど、私が欲しい時には全然なかったりするんです。
今年繁殖に使うオオクワガタのペアを今日この温室に入れました。
3月中はエサをたっぷり食べてもらって4月に入ったらペアリング、うまくいったらそのまま産卵セットに入れて5月に割り出し。
うまくいくかはわかりませんが、結果はまた追記しようと思います。
関連記事はこちら。
【昆虫】カブトムシ、クワガタ用 自作スタイロフォーム温室の作り方
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