前回の記事はこちら。
猟場を求めて
くくり罠で鹿猟をする際のやり方はわかった。注意点なども頭ではわかった。
問題は場所。猟場をどう確保するかだ。
前回くくり罠の掛け方を教えてくれたハンターさんは長年地元で猟をしており、猟場(罠猟の場合は主に牧草地の際)の地主とは仲の良いご近所さん的な関係を築いていて、獲ってほしい、獲らせてほしい、とお互い持ちつ持たれつでやっているようですが、それでもその都度「ここにくくり罠掛けさせてね」という連絡は必ずするそうです。
それをしないで、「牧草地に車で乗り入れるわけじゃないからいいだろう」とか、「困ってるんだろ?こっちは獲ってやってんだ!」とか、無断で勝手に私有地に立ち入ってるといつかトラブルを起こすので、私有地に立ち入る際は必ず地権者の了承を得なければならないということを強く言われました。
さて、どうしたものか。
農地、牧草地は難しい
農作物に鳥獣被害が出たら市役所(役場)の農務課にするよう、農家の人は言われています。
通報を受けた役所は猟友会に連絡。猟友会から会員に仕事が割り振られます。
良さそうな猟場があったら所有者を探して許可をもらいに突撃するというのもひとつの方法ですが、もし地主にOKをもらったとしても、元々そこで猟をしているハンターがいた場合「縄張り意識レベル4」が発動してしまう可能性があります。
銃猟と違ってわな猟だと住所氏名電話番号まで常に表示しているので、どこの誰がやっているのか丸わかりです。
地主の許可を得てるんだから本来は文句言われる筋合いないのですが、縄張りを荒らされたという意識の矛先が地主に向いてしまい、
「他のやつにやらせるんだったら俺達は今後一切獲ってやんねー。鹿が出てもアライグマが出ても助けてやんねー。」
こんなことを言うやつが少なからずいます。
猟友会にもまともな人はたくさんいるのですが、一部のはんかくさいやつが悪目立ちしてしまい、こんなようは話ばっかり耳に届きます。
無駄にトラブルを引き起こしたくないので農地絡みはとりあえず避けよう。
国有林、道有林ならいけるかも
国有林、道有林も申請を出して許可を受ければ狩猟「鳥獣の捕獲等」を行っていいということが判明!
・国有林
平成30年度 野生鳥獣の捕獲等を目的として国有林に入林する者の立ち入りを制限する区域(林道通行止め情報含む)の公開について(北海道森林管理局HP)
・道有林
平成30年度 道有林野における狩猟区域図について(道庁HP)
足で探す
とりあえず近所にやれそうないい場所があるのかどうか、地図を頼りに林道へ。
昔測量屋にいた頃はこんな道しょっちゅう走ってたけど、プライベートで来るのははじめてかも。
ガードレールもなにもない。道路の端は切り立った崖。
今このタイミングで道が崩れたら俺はサヨナラか。恐ろしい。。
水たまりというかぬかるみというか、この程度なら多分行けると思うけどこのカーブの先が更にひどくなってたりしたらアウト。
ジムニーで来てたとしても単独でこれはチャレンジする気にならないな。
長いロープとウインチがあったら行くかもしれないけど。
他にも数カ所見て回るも道路に木の枝が張り出してて入る気になれなかったり、とりあえず市内で良さそうな猟場は見つかりませんでした。
鹿道も発見できず。
隣町でいい場所を発見
少し遠くなりますが、隣町の国有林も見てきました。
昔仕事で入ったことがあり、でかい熊にばったり会ったこともある山です。
舗装路から砂利道の林道に入った瞬間携帯電話が圏外になり、そこから1キロほど進んだところで鹿道を発見!
100mくらいの範囲に集中して何本もありました。
肉冷やすのに良さそうな沢も複数ありました。
さすがにこれは挑戦する気になれなかったので引き返します。
帰り道は反対側(谷側)をチェックしながら帰ります。
鹿の足跡発見!
ここにも足跡が。
ここなら獲れそうな気がしてきたぞ。
ちなみにこの時点で11月14日。
これから国有林の入林許可申請をしたとして、、
雪が降るまでに間に合うか微妙ですが、とりあえずやるだけやってみよう。
続きはこちら。
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