山に歩み寄る
若い頃測量の仕事をしていたのでよく山に行ってました。
携帯電話も繋がらない山奥で道具を背負って道なき道を進む。
これ滑って落ちたら死にませんか?っていうような崖を登ることもありました。
森のくまさん事件も2度あります。
山はキツイから市街地の現場がいいなーなんて言ってる人の方が多かったですが、私は体力的にキツくても自然や季節をフルに感じることのできる山の現場が大好きでした。
その頃は休日に山菜採りやキノコ採りにも結構行っていたのですが、一時期仕事が忙しくなり休みも思うように取れなくなってからは山に行く機会もなくなってかれこれ10数年。
狩猟免許(罠猟)を取ったからまた行く機会も増えるだろうと思ってたんだけど、古参の縄張り意識に邪魔され思うようにいかず。
うーん、
ちょっと方向性が違うけど、登山とかやってみよっかな。
登山をする社長に相談してみたら、最初は円山登山がいいよと勧められました。
早速家に帰って息子に登山とか興味あるかと聞いてみると、
「えっ?富士山登るの?」
いきなり最高峰かよw
ってか内地は無理なので北海道内の山だよ。
「北海道で一番高い山はどこ?」
旭岳じゃないかな?
「じゃー旭岳登りたい!」
目標としてはいいと思うけど、やったこともないし装備も何もないのにいきなり旭岳っていうわけにいかんからとりあえず社長おすすめの円山ってとこ登ってみようぜということになりました。
円山周辺の駐車場
札幌市内の人は地下鉄に乗って来るパターンが多いようですが、私は市外なので車で行きました。
駐車場は次の3種類から選べます。
円山動物園の駐車場
詳しくは上記公式サイトで。
普通車の料金は1日700円。朝から晩まで停めても700円です。
正門前の第二駐車場は朝6時から開場してます。
動物園が開いてる時間は週末だと待ち時間が30分とか1時間とか、結構混んでます。
今回は登山の後に円山動物園にも行くことになったのでこちらの駐車場を利用しました。
北海道神宮の駐車場
北1条通りに面した駐車場の他に、裏側(動物園側)にも駐車場があります。
裏側の駐車場は八十八ヶ所(円山登山口)のすぐ向かいなので登山目的なら最寄りです。
料金はいずれも最初の1時間は無料。以後1時間ごとに500円かかりますのでトータル2時間で済めば円山動物園の駐車場より安く済みますが、時間がかかって2時間を超えてしまうと動物園の駐車場より高くつきます。
民間の駐車場
地下鉄円山公園駅周辺には民間のコインパーキングがいくつかありますが、20分200円、30分200円など料金はちょっと高めです。
円山登山 中途半端な位置からスタート
円山公園の駐車場に車を停めて、たぶんこっちだろうという方向に進んでいくと遊歩道のようなものを発見。
八十八ヶ所← →円山山頂
少し進むとこんな看板が。
八十八ヶ所の登山口から登る予定だったんだけど、、
とか思ってたら子供達が右(山頂方面)に向かって歩き出したのでそちらへ進みました。
ピンクの矢印のところから予定と違う方(動物園裏口コース)に行ってしまったらしい。
まーでもゴールは一緒なので問題ないです。
「こんにちは~」
すれ違う人皆挨拶していきます。
これ早朝だったらおはようございますなんだろうか。
この時点ではまだそんな余計なことを考える余裕がありました。
思ってたより道が狭い。
すれ違う時は登りの人が優先です。
挨拶も登りの人が先に。
っていうのは帰ってきていろいろ調べてからわかったことでした。
小さい山でも登山は登山。
ルールを勉強してから行くべきでした。
前日雨が降った影響で土はちょっとヌルっとしています。
泥っぽいヌルっとが靴底についた状態でこういう木の根っこに乗るとめっちゃ滑ります。
後半の急勾配
思ったより距離長いな。
でもあんまり勾配なくて楽だな。
なんて思ってたら後半で急に急で急な急勾配になります。
ずーーーっと階段を登るような感じです。
子供達はグイグイ登っていきますが、段々足に力が入らなくなり置いていかれますw
デブにはきつい!
息が上がるのはみんな一緒ですが、足がプルプルしてきてどうにもならなくなりひとりだけ休憩(´Д`)
太ももとかはわりと大丈夫なんだけど、足の裏とか指とかがもうちょっとで攣りそうです。
今回履いていった靴はこれ。
登山靴っぽい風貌のナイキのジョーダン。
前に履いてたブーツっぽいジョーダンはソールもブーツ風でしっかりしてたんだけど、これは見た目こんなのなのにソールはフワフワしています。
木の根とか石とか、路面の変化がダイレクトに伝わってくるので無駄に力入っちゃうんだろうな。
それが多分良くなかったんだと思います。
しっかり紐を締め込んで結んでも靴擦れしたし。
子供は普通のスニーカーで全然問題なさそうだったけど、重量級のおじさんは足にかかる負担もでかいと思われるのでテキトーな靴ではだめだな。。
頂上は絶景
後半はもう写真を撮る元気もなくやっとのことで登頂しました。
頂上からは札幌市が一望でき素晴らしい景色です。
岩に座っておにぎりを食べている人が結構いましたが、私はバテバテでとてもじゃないけど食事なんてできるコンディションじゃなかったです。
右側(南区側)。
正面。
左側(札幌駅方面)。
山神様。
頂上のちょっと下に分岐点がありました。
帰りは八十八ヶ所のルートから帰ります。
お地蔵さんがたくさんあります。
アシュラマンだ!
めっちゃファイヤーしてる!
バリエーションが豊富なので子供達も飽きません。
八十八ヶ所ルートの方が距離は短いんだけど、常に緩い勾配で安定してる感じなのでこっちから登った方が楽だったのではないかと思われます。
感想 反省
「未就学の子供でも登れるような、ハイキング感覚で行ける簡単な山だから。」
という社長の言葉を信じ、楽勝気分で登ってみたら死ぬほどキツかったですw
足腰の衰えがひどい!
かなりの危機感を覚えたので今後しばらくの間円山に通ってこっそり修行しようと思います。
服装はガチ登山装備な方から、デートの途中でちょっと寄ってみましたっていうようなスカートの人、あとあれは地元の方だと思うんだけど、タンクトップ、ハーフパンツ、サンダル、って格好のおじいさん(推定年齢80歳位)も登ってました。
ガチ登山装備なのになぜか裸足って人もいました。
サンダル、革靴、ヒールの高い靴なんかは危ないからやめておいた方がいいと思うけど、スニーカーなら問題なく登れます。
ただし、ソールの白いスニーカーで行ってしまうと泥で汚れてしまいます。
洗ってもなかなか落ちませんので、汚れて困る靴は履いていかない方が無難です。
とりあえず登山靴は買おう。
子供達もまた登山に行きたいと言っているので次は三角山にチャレンジ予定です。
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