熊鈴いろいろ比較してみた
熊鈴が増えてきたので比較してみます。
音量についてはスマホの音量計測アプリなんかも使ってみたのですが、明らかに全然違うのに全部同じくらいという結果に終わり、あてにならないと判断したので私の体感音量で10段階評価で記載します。
1、メーカー不明 カウベルタイプ
親父殿からもらったやつなので値段や詳細は不明ですが、よく見かけるカウベルタイプの熊鈴です。
○良い点
鈴本体がザックなどに当たる位置だとミュートされてしまうものもありますが、このタイプはあまり影響を受けずにカランコロン鳴りますので装着位置は自由で使いやすいです。
✕悪い点
なぜかうちの子供達は「牛じゃないから。」とか言ってこれを使うのを嫌がります。
体感音量【3】
2、冒険倶楽部 普通の鈴2連
秀岳荘で買った普通の鈴が2個付いてるやつです。
ホームセンターや釣具屋等でも売っているのをよく見かけます。
○良い点
チャリチャリと安定して鳴ります。
✕悪い点
音が小さい。でも音が小さいことがメリットになる場面もある(理由は後程記載します)のでコレ自体がダメなわけではないです。
体感音量は【2】
3、東京ベル 森の鈴
東京ベル 森の鈴 TB-K1ゴールド
○良い点
サイズの割に音が大きく、消音機能も付いていて便利です。
✕悪い点
ベルがザック等に当たると音がミュートされてしまいますので、ザックの下等良い位置にぶら下げてやる必要があるのと、平坦なところを歩いているとあまり音が鳴らないことがある。
体感音量【4】
南部熊鈴 3連
岩手の南部馬具職人によって手作りされた真鍮製のトロイカ鈴です。
官公庁(役所)が指定しているタイプがこれ。
○良い点
ジャリジャリ系の大音量。
✕悪い点
ベルトを通して腰に装着する前提の構造なので、他の位置に付けるには工夫が必要。
体感音量【10】
5、ブラスワン ガーディアン
ブラスワン ガーディアン(リンク先は公式サイト)
高く澄んだ音色が力強く響くように、専用の音量設定を施してあるそうです。
○良い点
チーーンと遠くまで響く高温。
○悪い点
東京ベルと違ってこちらは多少本体が服やザックに触れていてもミュートされずに鳴りますが、平坦なところではあまり鳴ってくれないのはベル型の宿命なのかもしれません。
体感音量【9】
人の多い低山におすすめはこれ
なんだかんだでこれの出番が一番多いです。
札幌の円山、三角山、藻岩山など、それほど山奥ではない低山でも熊の出没状況の看板は毎年必ず出ていますが、あれだけ人通りが多ければ熊鈴は必要ないと思っています。
人が列なって歩いているような状況ならうるさいと感じる人もいると思うので鈴は付けません。
前後見える範囲に人がいなくて、数分置きに人とすれ違う程度であれば音が小さめの鈴を付けています。これは熊だけじゃなく人にも存在を伝えたいからです。
一応前後確認しながら登るようにしていますが急登で必死になっている時なんかは気付かないこともあるので、すれ違う人や後ろから来て追いついちゃった速い人がチリンチリンしててくれると大変助かるわけでして。
以前他に誰もいないと思っていた山でひとりで歩いているつもりだったのに振り返ったら真後ろにトレランの人がいて「うわぁ!」って言ったことがありますw
トレランの人なんかは特にぶつかったりする危険性もあるので、音の小さいやつでいいから鈴付けといて欲しいなと思います。
熊が多い山でおすすめなのはこれ
南部熊鈴 VS ガーディアン
開けた場所ではガーディアンの方が音が遠くまで届きます。
以前下山中にチーンチリーンと登ってくる人の鈴の音が聞こえるのになかなか会わないなーと思いつつ、やっとすれ違った時にその人の鈴を見たらガーディアンでした。
かなり遠くまで聞こえることがわかりました。
ただ、川が流れていたり、谷間を縫って歩くような音の通りづらい場所だと音がかき消されてしまいます。
そういった場所では南部熊鈴のジャリジャリ音の方が有利です。
すごい山奥なのに他の登山者全然いませーんみたいな状況だったら両方使うのがいいと思います。
予算的にちょっと厳しいようであれば、
南部熊鈴の2連と、東京ベル森の鈴の大きい方、この2つの組み合わせをおすすめします。
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