きっかけはリアデフからのオイル漏れ
エスティマのリアデフサイドシールからのオイル漏れを発見。
ディーラーで見てもらうと、左右のオイルシール+前のプロペラシャフトの方のオイルシールもダメなので3ヶ所交換で、部品代はそれぞれ数百円だけど工賃が1ヶ所2万ちょいちょいかかって×3なので合計7万円弱でございますという見積もりが出る。
リアデフのオイルシール交換なんて左右両方やったっていいとこ2万円位なもんだと思っていたのでビックリしつつ、
これって個別にやった場合の値段じゃなくて?
デフ降ろすわけじゃないの?
エスティマのデフって何か特殊なの?
そんなに車の知識があるわけじゃないので私の見当違いの可能性もあるんだけど、いくらなんでも高すぎない?って感じで聞いてみても見積り出してくれたフロントの人はしどろもどろ。
(後日店長から見積もりに重複している作業があり実際は5万円位でできますと連絡が来ました。そっちの修理はまた別の記事にします。)
長く乗りたいからちゃんと直したいのはやまやまなんだけど、こんなにかかるなら漏れ止めの添加剤試してみますってことになりました。
デフオイルの漏れ防止添加剤は何種類かありましたが、ここは信頼と実績のワコーズMPSミッションパワーシールドで行こうと思います。
エスティマのデフオイルは0.5リットル、添加量は5%なので、、
25ml。
総量350mlのうち25mlしか使わないので325ml余る計算だ。
ATFにも入れると良いという記載があったので量を調べてみると、
エスティマ3500の4WD(GSR55W)のATF量は6.7Lで、5%添加だと、、
335ml。
ええやん。
ATFにミッションパワーシールドを添加した際の効果
ワコーズ ミッションパワーシールド
表面にはAT、CVT、PS(パワステ)、M/D(多分ミッションとデフ)に使えると書いてます。
メーカーの商品説明を見てみると、
自動車に使用されるオイル/フルードは、環境負荷低減のため低粘度化及びロングドレイン化、中には無交換を謳うものも珍しくありません。しかしこの傾向は、低粘度化によるオイルシール/パッキンからの漏れや、ユニット内での著しいフルード劣化を招く結果となっています。特にメンテナンス頻度の少ないATF/CVTFやパワーステアリングフルード(PSF)は、長期使用による機械的せん断や漏れにより、粘度・油量が適正に維持されていないケースが少なくありません。またポンプによるフルードの泡立ちが作動フィーリングの悪化や部品の摩耗・損傷に繋がるため、システムの寿命を低下させる恐れがあります。
このようなATF/CVTFの使用トラブルを解消するために、MPSはパワステ&ATシールコート(PATS)のもつ添加効果に加え、新素材【超高粘度指数ポリマー】の採用により、低油温時の粘度上昇を抑えつつ運転温度域の粘度を回復し、さらにはCVTFの伝達効率を向上させる添加剤として製品化いたました。
- 超高粘度指数ポリマーの効果により、低下したATF/CVTFの粘度を回復・最適化させます。
- オイルシールやOリングの機能を回復させ、フルードの漏れ・滲みを止めます。
- 装置内部に多用されているバルブ類のシールを復元し、内部リークを抑えることで、装置の作動を改善します。
- フルードの泡立ちを抑え、良好な作動フィーリングを維持するとともに装置の寿命を延ばします。
- 金属間摩擦係数を上昇させ、金属ベルト式CVTのベルトとプーリー間の伝達効率を向上させます。
- 耐摩耗性を向上させ、ユニット内の潤滑面を保護します。
ってことでATに入れると、
・漏れの予防
・ATFの粘度回復、最適化
ができるらしい。
横には残量の目安があって便利です。
エスティマのオートマの現状
約10万キロで中古購入し、直後にディーラーでATF交換しました。
現在約12万5千キロで、オートマ(3.5リットルのエスティマは6AT)に大きな不具合はありませんがここ最近変速する際に一瞬空ぶかしみたいなのがたまに入るようになりました。
ブーーーーーーーーーーン ブン ブーーーーーーーーーン
みたいな。
多走行なので多少のことはしょうがないと思ってますがちょっと気になっています。
ATFを素人が触っていいのか問題
良かれと思ってオイル(ATF)交換したらそのせいでぶっ壊れてしまうのがATミッション。
プロでも多走行車のそれはなるべく触りたくないのが本音でしょう。
添加剤入れるだけとはいえ、素人が触ってもいいのか?
と思いつつも、何がどうなったら壊れるかという仕組みを一応理解しているのでやってみることにしました。
添加剤を入れる際にその分ATFを抜くのか問題
私のエスティマにはATFのオイルゲージがありません。
ATFの量の合わせ方はこんな感じでやるらしいです(みんカラに飛びます)。
ATFの量はキッチリ合わせないとダメ!って言う人もいるし、
極端に多すぎたら上から吹くだけ。そんなにシビアだったら勾配強いところで不具合出ちゃうし。だから添加剤なんてただブチ込むだけでOK牧場って人もいる。
悩んだ結果、私は入れる分だけ先に抜いてから入れることにしました。
実際にやってみた
助手席前のタイヤハウス内のカバーを外すとATFのフィラーが見えます。
結構でかいボルトで24ミリだったと思います。
抜いた後でフィラーが開かなかったら事件なので先に緩めておきます。
ドレンは六角レンチで開けるタイプです。
ドレンを開けたら恐らく2リットル位ATFが排出されると思いますが、私が抜きたいのは300mlちょいちょいなのでうまく調整しなければなりません。
ATFって粘度がなくてサラサラしてるからドレンボルトを完全に外さなくてもポタポタ出てくると予想し、時間がかかってもいいからそれで抜こうと思いながらゆっくりドレンボルトを緩めていくと、
ポタポタポタポタ、、
いいぞ、これならボルトは完全に外れていないからいつでも締める(排出を止める)ことができる。
とりあえず気長に待ちましょうかと手を離した3秒後、
ドレンボルト落下!
ATFドバドバドバドバ!
あわてて指で排出をストップ!
とりあえずドレンボルトを探すもオイル受けの計量カップには入っておらず、探したいけど体勢を変えることもできず。
一応多少こぼれてもいいようにダンボールとバスタオルを敷いているけど2リットル排出してしまったら堪えられそうもない。
絶望感を覚えつつも、なんとか少しずつ体勢を変えてドレンボルトをゲットし、オイル受けの計量カップを見てみると意外と150ml位しか入っていない。
ドレンを塞いでいる指を離してドレンボルトを入れるまでにあと150ml位抜ければ成功なんだけどそんな器用なことができるのだろうか。
クソー!
で、ヤケクソでやってみた結果計量カップには250ml入ってました。
外に多少こぼれたのも考慮すると結果オーライとなりました。
が、しかし、
だがしかし!
このやり方は人には絶対におすすめしません。
今回は運が良かっただけで最悪の事態を想像すると震えます((((;゚Д゚))))
【追記】
当時は内部構造を理解していなかったのですが、後日ATF交換をしてこの車にはドレンにオーバーフローチューブなるものが付いていて、水平な場所でATFが冷えている状態ならドレンボルトを開けてもATFが出ないことがわかりました。出たとしたら入れすぎです。
この時はジャッキアップしていて水平ではなかったので、その影響でATFが出たものと思われます。
ってか抜いたATF、黒いね。
真っ黒だね。
添加剤をフィラーから入れる際、スペースの問題で容器から直接入れることができなかったのでエアチューブ(金魚のブクブクのホース)を使いました。
うちは金魚がいるのでいつでも家にありますが、ダイソーとかでも売っているのでひとつ常備しておくと何かと便利です。
添加剤のボトルが結構固くて入れるのが大変だったので、
こういうのを準備しておくと便利です。
もしまたこの作業をする機会があったら私は絶対に買いますw
感想
ATFにミッションパワーシールドを添加して300キロほど走りました。
元々「CVTなのか?」と勘違いするくらい変速ショックのない車だったのですが、変速時に「グン」と感じるようになりました。
良く言えば、パワーロスがなくなり力強い走りになった!とも言えるし、
悪く言えば、変速ショックが強くなり走りがギクシャクするようになった!とも言えます。
いや、変速ショックって言うほど強いものではないんだけどね。
でも良くも悪くもフィーリングは変わりました。
変速フィーリングを何とかしたいなら多分こっちが正解ですが、私の場合は感覚よりも壊れず漏れず健やかに過ごしてもらうことが優先なので今回はMPSで良かったと思っています。
エスティマDIYいろいろやってますので見てやってくださいm(_ _)m
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