いつでも激安な温泉ゲストハウス
冬休みに入ったらすぐ部活の遠征に行く息子が、「遠征から帰ってきたら温泉に行きたいなー」と言い出しました。
いやいや、年末年始の温泉はどこも混んでるし高いしこんなギリギリになって無理だぞと言いつつも探してみると、なんかすごい安いのを発見。
宿泊予約はじゃらん派なのですが、じゃらんだと1泊1名4000円、公式だと3500円だったので今回は公式から予約しました。
公式からだと連休だろうが年末年始だろうがいつでも3000円 or 3500円のツープライスというわかりやすい料金体系です。
宿に行く前に冬の富良野観光
8時半頃札幌出発。
三笠から桂沢湖を抜けて行きましたが、ちょい吹雪の渋滞気味ノロノロ走行だったので富良野に到着したのは12時頃でした。
余程の快晴無風じゃない限り冬は滝川赤平芦別経由で行った方が遠回りだけど安全だし到着時間も変わらないかもしれません。
ふらのや
昼食は富良野~美瑛のあたりでお店をピックアップしてあったのですが、既に混む時間帯に突入しているので一番近かったカレー店「ふらのや」に行きました。
12時に入店し、満席だったので名前を書いて待つこと20分で着席。注文後15分でカレーが出てきました。
やわらか骨付きチキン&道産野菜 1380円
はじめて食べたけど、うまい。実にうまい。
道外からの観光客に「これが北海道のスープカレーですよ!」と自信を持って紹介できるレベルです。
子供はルーカレーを食べてました。
麓郷にあるグラスフォレストイン富良野
次なる目的地は、ベタに麓郷です。
アンパンマンショップはすでに年末年始の休みに入っていたので、グラスフォレストイン富良野というガラス屋さんに行きました。
お土産屋によくあるガラス細工の置物、グラスから高級品までいろいろあって見ごたえがあり、子供向けの製作体験もやってます。
公式サイトでは12月は体験はお休みって買いてあったんだけど、実際に行ってみると普通にやってました。
奥の方にこんなのがあったり、全部じっくり見ると結構時間がかかります。
フラノマルシェ
12月30日ということでランチをするにもすでに休みに入っている店もありそうだけど、ネットで今日も確実にやっているという情報が得られたのはフラノマルシェのみでした。
ラーメン、おにぎり、ハンバーガー、カレー、あと地域の野菜直売所やおみやげ屋もあるのでここに来れば大抵のことは済みます。
昼食はふらのやで済ませたので、おみやげ(行く予定だった1914年創業の老舗菓子店新谷のへそまんじゅう等)を購入しました。
多田精肉店の弁当
宿の夕食は希望者にカレーライス(900円)が出るようですが、昼もカレーだったため何か買って持ち込むことにしました。
バイク乗りの友人から、上富良野駅の近くにある肉屋の弁当がうまいという話を聞いていたのでグーグルマップのナビを設定すると、現在閉店中で開店時間は16:30との表示が。
現在15時。
待ち時間が長すぎる。。
チーズ工房でも見に行く?と聞いてもみんなもう温泉行きたいモードに入っているので弁当は諦めコンビニで夕食を買って温泉に向かいました。
ゲストハウス白金の湯
住所 北海道上川郡美瑛町白金10734-1
電話 0166-74-8131
白金温泉郷の最奥で、あの最高にスペシャルな宿「森の旅亭びえい」のとなりにあります。
前は銀瑛荘って名前だったみたいです。
廃業した温泉旅館を若い夫婦が買い取ってゲストハウスとして再開(私の妄想)。
そんなイメージでいましたが外れていないような気がします(聞いてないので真相は不明)。
受付で宿泊料を支払い(現金のみ)、簡単に館内の説明を聞いて部屋に案内されます。
客室
部屋にはトイレもお風呂もありませんが、目の前がトイレとお風呂という館内アクセス抜群な部屋でした。
室内はこんな感じ。
小さいけどテレビはあります。
人数分のタオル、バスタオル、シーツが置いてあります。
布団のシーツは自分でセットし、使用後は回収ボックスへ持っていきます。
歯ブラシはないので自分で持っていくか、忘れた場合はフロントで購入することも可能です。
娘「思ってたのと違う。。」
ここはめっちゃ安いところだから多少のことはしょうがないんだよ。
娘「隣の声めっちゃ聞こえるんだけど」
ってことはこっちの声も聞こえるってことだからあまり大きい声を出してはいかんよ。
娘「蛍光灯のとこにカメムシが2匹動いてるけど大丈夫なの?」
多分出てこれないんだと思うから気にしないようにしよう。
もしかしてこれ、やっちゃった系?
いやでも部屋が多少チープなのは最初から予想できていたことだし、お湯はいいはずだ。
温泉に期待しよう。
お湯が良ければすべて良し!とか言ってごまかしながら浴場へ向かいました。
温泉でまさかの
大浴場とは呼べないくらいの、立派な家族風呂くらいなサイズ感の浴室でした。
洗い場は3ヶ所で、内風呂は知り合い同士なら3人とかで入ってもいいけど知らん人と3人で入ったらかなりストレス感じそうな大きさです。
源泉かけ流しの白金温泉、かなり濁っていて見た目にも期待が持てます。
実際に入ってみると、、
ぬるい。
内湯は42度位って公式サイトにも書いてあったしクチコミサイトでも内湯は熱かったという情報がありましたが、体感的に40度もないんじゃないか?ってくらい全然温まりません。
露天風呂は38度台と書いてありましたがもっと冷たく感じたし、これはこれで楽しんだとしてもその後に温まれるお湯がないので足を入れただけでやめておきました。
寝る前にも入ってみましたがぬるい。
翌朝チェックアウトの前に朝風呂をってことで入ってきたのですが、やっぱりぬるい。
内湯の熱いお湯が出ているところの近くで首まで浸かって、普通5分も入っていたら熱くなって露天風呂の縁に座って涼んだりするんだけど温まることはなく、いやでも温泉なんだから長く入っていればいつかは「あつー」ってなるはずだ。
ってことで多分30分位浸かってたんだけど熱くはならず、そしてスタッフから「お風呂9時までなんで!もう過ぎてるんですけど!」とお叱りを受ける始末。
気付いていなかったとはいえ時間を過ぎてしまったのは申し訳ないが、こんなに温まらない温泉にも問題があるぞと思いながら大至急着替えて部屋に戻りました。
基本温泉の後はいつまでも汗が引かなくて困るタイプなんですが、1滴も出ませんでしたよ汗なんて。
うーん、
夏ならいいのかも。
ちなみに女湯は男湯より広いらしく洗い場も5人分くらいあるそうです。
自販機はお酒のみ
ここは何の部屋なのかわかりませんが、ハンモックと自販機がありました。
寄せ書き的なやつ。
自動販売機はお酒のみでジュースの自販機はありません。
ビールは350缶が350円とちょっとお高めです。
自炊のできる調理場
自炊OKな共同調理場は基本的な調理器具、食器、調味料が使えます。
部屋に冷蔵庫がないので冷やしたい飲み物等はこちらの冷蔵庫に保管します。
名前をちゃんと書いておかないと処分されちゃいますよ。
ガスコンロがたくさんあります。
この時あった調味料は、サラダ油、しょうゆ、みりん、料理酒、砂糖、塩、塩コショウ、コンソメ、すき焼きのタレ、バニラエッセンス、です。
左から電気ケトル、炊飯器、トースター、トースター、トースター、電子レンジ。
息子がコンビニで電子レンジ調理必須なお蕎麦を買ったのでなかったらどうしようと思ってましたがあってよかったです。
この部屋も常にストーブを焚いているようですが、それでも窓際だと水道が凍ってしまうのか水道管に凍結防止用の熱線が巻いてありました。
洗濯機は1回200円。洗剤は50円。
ご利用の際はフロントへ。
スプーン、フォーク、箸、その他調理器具。
これは他の宿泊客の私物のメスティンなどなど。
ご飯焚いてボンカレーとかでもいいから作った方が楽しかったかなと、これを見た時に思いました。
フライパン、鍋、土鍋(大)、土鍋(小)、その他諸々。タッパーもあります。
年季入ってるなー。
電気ケトルはたくさんあります。
私の夕食はカップラーメンだったのでこれでお湯を沸かしたのですが、グツグツ言う前にスイッチが戻ってしまったのでもう1回スイッチを押して見るもすぐ戻り、これで沸いたってことなのかなとそのままつかってみたら非常にぬるいカップラーメンができました。
まじでぬるいポークチャウダーヌードル&サラダ巻。
私が使った電気ケトルだけ調子が悪かったのか、他も全部そんな感じなのかはわかりませんが、ぬるいカップ麺は嫌!という人は先程のイケてる雪平鍋とガスでお湯を沸かすことをオススメします。
感想
なんだかネガティブなことばかり書いてしまいましたが、値段も考慮すると特別悪いわけではありません。良くもないけど。
要は適正価格なんだと思います。
登山とか写真とか、何か目的があって来て自炊をしながらここを拠点に何泊かするとかならもっと満足度が高まりそうですが、今回の私のように「温泉でのんびりしたい」というような目的だとちょっと違うのかなと思いました。
気になった点 謎な点
夏靴の人
本州からの旅行客だと思うんだけど、夏靴(スニーカー)で来てる人が結構いました。
しかもバスで来てるのでバス停まで徒歩。あの靴で。
絶対靴下まで濡れちゃってるパターンですよ。。
網戸越しで見づらいけど冬の外は常にこんな感じなのでスニーカーはやめておいた方がいいですよ。
ジンギスカン食べる人
トイレから戻ってきた息子がめっちゃ焼肉くさいと言っているので廊下に出てみるとまじですごいにおいがしてます。
焼肉ってか、ジンギスカンのにおいだな。
館内全体に充満したにおいの発生源を探しに行くと、お酒の自販機がある部屋でジンギスカンを食べてる人がいました。
やっていいんだ。
いや、いいのか?
やっていいならやってみたいという人は念の為宿に連絡して聞いてみてください。
カツラの人
娘と嫁が館内を見に行って帰ってくるなり「カツラの人がいたよ」と言っている。
そこは触れないでおいてやれよと言ったんだけど、よくよく聞いてみるとハゲたおっさんのヅラではなく30歳位の男性が女性用のカツラをかぶった上にニット帽をかぶって廊下を歩いていたというではないか。
男性っぽく見える女性ってことはないの?と聞いても100%男性だと言っている。
それ、女性のふりして女湯に入ってくるパターンじゃないのか?
でもせっかく変装までして女湯入っておばさんと小学生しかいなかったらその人がっかりだな。
いや、もしかするとLGBTとかの人かもしれない。
なんだかよくわからないけど、子供達にひとりでお風呂には入らないよう言っておきました。
Wi-Fi使えます
最後になりますが、Wi-Fiが使えます。
Wi-Fiなんてなさそうに見えますが、使えます。
タブレットでYouTubeを見ましたが速度も全く問題ありません。
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