エスティマを選んだ理由
前車はスバルのXVです。
子供が大きくなってきて後部座席がきついのでそろそろミニバンをという話になりました。
ノアボクシークラスは経済的でいいんだけど需要が多いせいか中古車相場が高めなのと、長距離運転が多いのでもうちょいドッシリしてる車がいいんだよなーってことで却下。
なんか文字に違和感あるなと思ったらボクシーじゃなくてヴォクシーですね。
次、アルベル。いや、アルヴェル。
トヨタってウに点々好きだなw
アルファードにしろヴェルファイアにしろオラ感強すぎてなんかちょっと苦手だし、大人気なので相場も高いです。
残るはエスティマ。
新車価格はアルヴェルとほとんど変わらない高級車なのに中古相場は他のミニバンよりちょっと安めで、ミニバンにしては走りもいいしデザインもシンプルで良い。
ってことで車種はエスティマに決定しました。
条件
予算
XVの下取りが100万円だったのでそれをそのまま予算としました。
色
白。パールホワイト。
黒はかっこいいんだけど夏暑くてかなわんので却下。
4WD
北海道なので四駆は必須です。
田舎の方だとFFでも走れるっちゃ走れるんだけど、札幌みたいな都会はないと大変。
グレード
・アエラスGエディション(2.4の場合)
・アエラスGパッケージ(3.5の場合)
見た目がかっこよく装飾されているアエラスに高級グレード「G」の名を冠して装備を充実させたモデルになります。
普通のアエラスで寒冷地仕様じゃなかった場合(本州仕入れ等)、リア(後部座席)にヒーターが付いてないという北海道では無理な仕様なんですが、Gエディ、Gパケだとリアヒーターが付いているので安心だよと中古車屋さんから教えてもらいました。
あとは、、当たってない車(修復歴なし)だといいな。
3.5Lを選んだ理由
予算は100万円。
エスティマだと50系前期~中期で7~10万キロ位が70~100万円位です。
・2.4リットル 2AZ
・2.4ハイブリッド 2AZ
・3.5リットル 2GR
その場合エンジンの選択肢が上記3種。
アルヴェルも20系だと同じエンジンになりますが、同じくらいの条件だと120~150万円とかなりお高くなります。
※相場は私が車を探してた頃なので2~3年前の私の感覚的なものです。
2.4リットル 例の問題あり中国製エンジン 2AZ
悪名高きエンジン。と言っても過言ではないでしょう。
50エスティマでは最も市場に出回っていて、他車種での採用も非常に多い2400ccの2AZエンジンですがエンジンオイルの異常消費(オイル上がり)という持病があります。
中低速域から停止直前までブレーキを踏まずに減速するような運転をされますと、吸気管および燃焼室内の負圧が高い状態で保持されるため、エンジンオイルが燃焼室まで吸い上げられてオイル消費量が増えることがあります。
トヨタ公式サイトより
冬道だと停止したい場所のかなり手前から減速してアクセルもブレーキも踏まずにダラーっと減速するのはよくあることだから、雪国だとより症状が出やすいのかなという気がします。
エンジン番号の頭文字C~Gの個体が中国製造(部品は日本製で組み立てが中国)でそれらが特に悪いみたいな言われ方をしているのをよく見かけますが、ディーラーの整備士に聞いてみたところ中華製が特に悪いわけじゃなく日本製でも症状が出る確率は変わらない印象だと言ってました(後期の対策品は除く)。
私の知人でも50系初期のエスティマを新車購入したら最初の1000キロ点検でオイルの消費が発覚し、保証でエンジン載せ替えるも改善せず。まーその人はお金持ち(地主)だったので文句も言わずだましだまし乗って後期が出たらすぐまた新車のエスティマに乗り換えてましたけどね。
オイルが減ること自体が重大な事故に直結するわけではないのでリコールにはなってませんが、通常5年のメーカー保証を9年に延長する措置が取られています。
ちなみにこの不具合、保証が効かず自腹で修理するとなると60万円~(ディーラー価格)という大きな出費となります。
で、その不具合どのくらいの確率で出るの?というのは当時の私も気になっていたところですが、Dの整備士に聞いてみたところ全く症状のない車は3割位で、あとの7割は多かれ少なかれオイルが減る。
オイル交換時にレベルゲージの上限にピッタリ合わせて、1000キロ走ってオイルレベル確認したらもうレベルゲージの先にも付きませんっていう重症なのもいれば、5,000キロ走行後に見てみたら上限と下限の中間だった場合減るには減ってるけど問題のないレベルってことになる。
ただ、減ってる車は走行距離が増えるにつれ減る量も増える傾向がある。
とのこと。
※トヨタ系ディーラーメカニックから直接聞いた話ですが、その方の感覚的な話であり正確な統計ではありません。
2.4ハイブリッド 運転の仕方的に向いてないらしい
ハイブリッドは中古でもちょっと高くて予算に収まらなさそうな感じでした。
■ハイブリッドは向いてないよと言われた話
昔友人と釣りに行った時に峠道を走っていたら、「トラックに乗ってたことあるでしょ」と聞かれました。
ある。昔工事屋さんだった時4トンで全道各地を走り回ってた。
正解だけど何で?と聞くと、だって全然ブレーキ踏まねーんだもん。と言われました。
あー、それ何となくわかるわ。
ハイブリッド車はブレーキを踏んでる時だけ発電する仕組みらしく、
ブレーキをあまり踏まない=充電する機会が少ない
充電しないのにでかいバッテリーやらモーターやら積んでて普通のガソリン車より200キロ近く重たかったら条件次第では燃費の逆転もあり得るのではないだろうか。
街乗りだったら普通に人並みにブレーキ踏みますが、田舎に住んでて長距離移動の多い私にはハイブリッド車は向いていないようです。
3.5Lの良い点
2GR-FE V6 3500cc
ヤマハが開発したエンジンです(エンジン型式に「G」が入っていると何かしらヤマハが関わったエンジンらしい)。
調べてみると大きな不具合や故障の情報はなく、レース等で過酷に使用しても壊れない頑丈なエンジンだというポジティブな情報が多かったです。
あと280馬力あるので加速は最高。
ミッションも6ATなのでCVTより耐久性が高いです。
燃費も想像してたより良く、実燃費で平均9.02km/L(夏の平均9.27、冬の平均8.52)。
長距離で一番良かった時で12.22km/L、街乗りや渋滞が多くて最も悪かった時で6.92km/Lでした。
3.5Lの悪い点(重要)
車税が高い。
加速はいいのにフロント(エンジン)が重いせいかカーブで踏ん張りが効かずアンダー出がち。
そんなことより何より、私が声を大にして言いたいことは、
整備性が悪く何するにも一桁多い工賃が掛かる!
これ!
ボンネット開けたらわかるけど狭いエンジンルームにでかいエンジンを無理やり詰め込んだ感じで、全然隙間がないから工賃が高くなるのもわからなくはないんだけど、マジで一桁高いです。
プラグ交換の工賃25,000円。
ウォーターポンプ交換工賃20万円。民間の整備工場だと工夫して知恵の輪状態でやってくれるところもあるようなのですが、Dだと基本エンジン下ろしになります。
オルタネーター交換工賃12万円。ラジエーターやらエアコン関連部品やら前にあるもの全部取っ払わないとできないらしい。
これ、2.4Lの方だったらプラグ交換なんて1本1,000円かそこらだし、ウォーターポンプもオルタネーターもいいとこ2万円位でしょ?
エンジン自体は壊れなくてもそれに付随する消耗部品の交換にいちいちうん十万円って掛かるけど、それでもいい?って話になった時に、大丈夫ですうちお金持ちなんで!って言う人はそもそも古くて多走行の中古車なんて買わないと思うし。
あと3.5Lの良くないところとして、玉数が少ない。
2.4Lと比べて圧倒的に少ないので探すのが大変で、特にいじってないドノーマルのやつは出てきてもすぐ売れちゃうパターンが多いのであせって決めてしまうと良くない結果になりがちです。
次の車はアルファード
実はもう次の車を購入済みで、20系アルファード2.4Lになりました。
排気量が違うのと、年式も3年新しくなったので純粋な比較はできませんが、しばらく乗ったら良い点悪い点比較していこうと思います。

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