JB23-9型ジムニー 3年でクーラントが真っ黒に
前回冷却水を交換して次回は4年後ってことだったので来年行う予定でしたが、リザーブタンクの冷却水がやたら黒くなっているように見えたので1年早いですが交換することにしました。
エンジン冷却水=LLC(ロングライフクーラント)が正式名称ですが以下クーラントで統一します。
ラジエーター洗浄剤施工
現在12万キロ超えでクーラントの汚れもひどかったのでラジエーターの洗浄剤を使ってみることにしました。
速効性ラジエーター洗浄剤 ワコーズRFラジエーターフラッシュ
めっちゃ黄色い。
冷却水5~10Lに対して1本(500ml)を使用。
1Lに50mlで効くってことは、ジムニーのクーラントの規定量は4Lだから、、
200ml入れればいいってことか。
残りはアルファードに使いたいので残しておきます。
クーラントが冷えているのを確認してラジエーターキャップを外す。
100均のシャンプーボトルを使ってクーラントを200ml+α抜く。
ラジエーター洗浄剤を入れた後満タンになるまでクーラントを戻しキャップも戻す。
20~30分アイドリングする。
以上でラジエーター洗浄は終了です。
左がリザーブタンクのクーラント。
右がラジエーター洗浄後に抜いたクーラント。
洗浄後の方が若干黒っぽくなっているような気がしなくもない。
もっと錆でまっ茶っ茶な水が出るのではと期待していたのですが、中はそれほど汚れていなかったようです。
クーラント交換方法
ラジエーター下にある白いドレンコックを緩めてクーラントを抜きます。
ラジエーターキャップを外すといくらか抜けるのが早まります。
コックが抜けるまで緩めてしまうとドバドバ出てバケツに収まりきらないくらい撒き散らしてしまうのでご注意を。
あとこの水が落ちるジョボジョボ音が強烈におしっこを誘発しますので先にトイレに行っておきましょう。
クーラントを入れる前に何度か水道水を入れて内部をすすぎます。
今回はペットボトルを切って注ぎ口のところにビニールテープを巻いて便利グッズを作って使いました。
グラグラせずにピッタリハマるようにビニテの巻量を調整します。
ドレンコックを締めて満タンになるまで水道水を入れて、ラジエーターからエンジンにつながっている太いホースが2本あるのでそれをモミモミすると空気が抜けて水位が下がるのでまた水を入れます。
ある程度空気が抜けたらこの状態でエンジンを掛けます。
水が減ったら都度足しながらホースモミモミを続けます。
だんだん水温が上がっていって上に付いてるホースはかなり熱くなりますが、下に付いてるホースは冷たいままなのが確認できると思います。その状態だとエンジン内のクーラントはまだ循環していないので更に待ちます。下のホースも熱くなったら循環完了です。
クーラントの処分方法
上が1回目に抜けたクーラント。
下が2回目に抜けた水道水。
これが3回目の水道水です。
クーラントは有毒なので下水や外に流すのは違法行為になります。
ペットボトル等に入れてガソリンスタンドやカー用品店に持ち込んで処分を依頼するか、吸水ポリマーでゼリー状にして燃えるゴミで処分しましょう。
吸水ポリマーはクーラントの処分だけでなく、災害や断水でトイレが流せない場合の尿吸収にも使えます。
使用したもの
前回同様クーラントは薄めずそのまま使えるタイプのKUREスーパーロングライフクーラントを使用しました。
2本で規定量の4L分です。
全部使ってリザーブタンクのFULLにちょうどピッタリだったのですが、1日走っていくらか空気が抜けた分1センチ程減りました。
この程度なら薄めても問題なさそうなので水を足しました。
ドレンコックのOリングを交換しました。
外してみた感じだとまだまだ行けそうに見えましたが、高いものではないので交換しておいた方が安心です。
ラジエーターキャップはNGK製を使用しました。
JB23ジムニーは発売時期によって圧力が0.9(kg/cm3)のものと1.1(kg/cm3)のものがあります。
車台No.~223332までが1.1、223333~310000までが0.9、310001~が1.1です。
0.9(kg/cm3)=88kPa 1.1(kg/cm3)=108kPa
私の9型はパーツリストで確認すると1.1の方が指定されていました。
感想
エア抜きも簡単な部類だし、一度やっている作業なので難なく終わりました。
交換したからと言って体感的に何か変わるようなものではありませんが、ラジエーターやウォーターポンプの寿命が伸びてくれたらと思っています。
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