【DIY】エアコン添加剤入れてみた
以前から興味があったエアコン添加剤。
自分で入れるのは無理だと思っていたのですがYouTubeを見ていてこんな商品を発見。
特別な工具やホース等は必要なくこれだけあれば自分でエアコン添加剤を入れれるという商品です。
手軽で良さそうだけど、やっぱワコーズとか有名所のやつ使いたいよなー。自分ではできないんだろうかと調べてみると2,000円程度で買えるホースがあれば比較的簡単にできるようなので試してみることにしました。
必要な道具と覚悟
使う道具はこれだけ。
後はミスった時の最悪の事態を想像してみる。
手順間違えてエアコンのガス全部抜いてしまった。
別にエアコン使えなくても車は動くしまた入れてもらえばいいと思えるなら自己責任でチャレンジすればいい。
アルファードのエアコンガス空にしたらガス缶4~5本必要だから、、1~2万円位かかるってことか。そんなの無理。タヒぬ。って思ったらやめたほうがいいでしょう。
エアコン添加剤を選ぶ
エアコン添加剤にはガスも入ってますが基本的にはコンプレッサー内のオイルに作用するオイル添加剤です。
・コンプレッサーの潤滑性を高めてエアコン使用時のパワーロスと燃費悪化を低減。
・耐摩耗性、シール性を向上させ耐久性を高める。
・音が静かになる。
どれを選んでも謳っている効果は大体こんな感じです。
ガスの種類はR-134aのみ対応している商品がほとんどで、R-12(旧車)やR-1234yf(新しい車に採用されている場合がある)には使用できませんのでご注意を。
パワーエアコンプラスA052
眉唾な物が多い添加剤業界で確実な効果を出し信頼を築き上げてきたワコーズの商品ですから説明するまでもないでしょう。R134a専用。
NUTECエアコンコンプレッサーオイル添加剤NC-200コンプブースト
ワコーズとニューテックは悪い噂を聞かない。私の中ではツートップ。R134a専用。
日産純正ピットワークNC200エアコン潤滑剤。Amazonのレビューを見てるとワコーズのOEM(旧商品説)とニューテックのOEM説がどちらも複数ありますが、私はニューテックと予想。
だって商品名がほぼ一緒(NC-200とNC200)で缶の大きさも一緒だもん。
とはいえ中身がまるっきり一緒かどうかは不明。フューエルワンとF-1みたいにベースはほとんど一緒だけど全く同じではない。みたいなことがあるかもしれないしないかもしれない。
スノコ(日本サン石油)カーエアコン用添加剤ACエフェクター
スノコのエンジンオイルをずっと使ってますが非常に良いです。
スコノが最も得意とし世界的シェアを誇るのがエアコンや冷蔵庫のコンプレッサーに使用されている冷凍機油。と商品説明に書いてあったので得意分野であることが伺えます。
こちらはR134aのPAG専用(ベルトでコンプレッサーを動かしているタイプの車に使われている)です。
こちらはスノコの同じ商品ですがR134aのPOE専用(ハイブリッド車等に使われる電動コンプレッサー搭載車用)です。これ間違えると大変なことになるみたいなので使う場合は適合確認必須です。
他にも「こんなにあるの?」って思うくらい各社から同様の商品が出てますが、聞いたことがないような会社の商品はちょっと怖いので私は使いません。
20アルファード 施工方法
今回は最も安く買うことができたスコノにしました。
2本写ってますが使うのは1本です。
チャージホース
アルファードもジムニーもアクセスしやすい場所に低圧チャージポートがあるのでチャージングホースは短いものでOK。無駄に長いとエア抜きの加減が難しくなりそうです。
ガス缶側バルブの針を引っ込める
添加剤を接続する側には針が付いてますので、
ネジをゆるめて引っ込めておきます。
ガス缶(添加剤)側はネジ式、車両につなぐ方はクイックカプラーになってますので間違える心配はありません。
低圧ポートの場所
20アルファードの低圧ポートはここ。「L」のキャップを外します。
エア抜き
エンジンを掛けてエアコンをオン(リアもオン)、温度最低、風量マックス、モードはベント。
チャージホースに添加剤の缶をセットしたら反対側を車両の低圧ポートに接続。
クイックカプラーなのでカチッと簡単に接続できました。
私は難なくできましたがうまく接続できずに車両側のガスをブシュッ、ブシュッ、って抜いちゃってる動画があったのでYouTube等で予習しておくといいと思います。
写真のように接続できたらホースの中の空気を抜くために添加剤の缶を一瞬緩めます。
これはもう感覚だけでやるものだから結構難しい。
音を聞き逃さないよう耳元に当ててゆっくり緩めていったらプシュッ!ってなったのですぐに閉めてエア抜き作業は完了です。
缶の向き
添加剤を入れる際の缶の向きに上向き説と下向き説がありますが、私は下向き説が正解と判断しました。
エアコンガスを補充する場合は缶の向きが上じゃないとダメなようで、エアコン添加剤だってガス入ってるんだから上向きだろ!っていうのが上向き説の人説明。
エアコン添加剤はコンプレッサーオイルに作用するオイル添加剤(オイル状)なんだから下向けてないと効率よく入らないだろ!っていうのが下向き説の人の説明。
あと終わってから気付いたんだけど外したホースの中から添加剤が数滴ポタポタと出てきたんですよ。
缶を下向きにして缶の位置を高く(ホースが垂直になるような感じ)で落ちろー落ちろーと粘り強くやっていれば入り切ったかもしれません。
温度の変化
外気温は17度。
施工前 吹き出し口の温度は3.5度。
エアコン添加剤側のバルブのネジを閉めて針で感に穴を開けて(開いた瞬間にボフッ!って感触あるしゲージの針も一瞬ギュンと上がるので分かります)針を引っ込めて1分ほど待ちます。
添加剤が全部出たっぽいことを確認できたら低圧ポート側を外してキャップを付けたら任務完了。
添加剤が中に入った瞬間コンプレッサーの音が静かになったのがわかったので効果は即効。
エアコンの温度もみるみる下がって行って3分後には0.5度と、施工前より3度下がる結果となりました。
JB23-9型ジムニー 施工方法
入れ方はアルファードと一緒なのでそちらを参照してください。
低圧ポートの場所
奥の方ではあるものの、ひらけているのでアクセスは良好。
施工前 吹き出し口の温度は4.8度
施工後 2.9度 ってことで1.9度下がりました。
エアコンの音はジムニーの方がうるさかったので効果を期待していたのですが、アルファードほど分かりやすい変化はありません。
スズキ車特有のエアコンをオンにした時の、ガチッ!って音がなくなるって噂を聞いていたので期待しながら何度かやってみると、チッ 位の音に変わりました。
アルファードはすぐ効いた感があったけどジムニーは効果が出るまでにちょっと時間がかかるようです。
感想
数値でも体感でも効果があったのでやって良かったです。
悩みどころは、次回いつ入れるんだ問題。
レビューを見てると「毎年入れてます!」みたいな人もいるけどこれってエンジンオイルなんかと違ってオイルの排出とか入れ替えがないでしょ?
オイル量多すぎみたいにならんの?
調べてみるとコンプレッサーの軸からリークしたり、ガス漏れと共に出ちゃったりで平均すると年間5ml位は自然消失してしまうらしいので頻繁に入れたい人は添加材量の少ないワコーズパワーエアコンプラス(ガスも含めた総量は25gですがオイル添加剤は5ml)がいいかも。
ってかそもそもコンプレッサーのオイルってどのくらい入ってるの?
コンプレッサーオイルの新車時の充填量は軽自動車で80ml位~、アルファードのようにツインエアコンが付いてたりすると300ml近く入ってる場合もあるようです。
そんでもってオイルパンみたいな溜まる場所があるわけではなくエアコンの経路全体に散らばっているらしい。
現在の走行距離がアルファード約16万キロ、ジムニー14万キロ。
どっちも20万キロ位になる頃に気が向いたらまた入れてみようかな。
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